汎神論(pantheism)や汎スラヴ主義(Pan-Slavism)、汎ゲルマン主義(Pan-Germanism)、汎ヨーロッパ主... 汎神論(pantheism)や汎スラヴ主義(Pan-Slavism)、汎ゲルマン主義(Pan-Germanism)、汎ヨーロッパ主義(Pan-Europeanism)というように、 漢字の「汎」や英語の”pan–“という言葉は、 「すべて」や「あまねく」といった意味で用いられ、 上記の単語のような政治、歴史、哲学などの文脈においては、 民族や地域の広範囲における一体性の主張や、 物事の根源的な遍在と同一性を示す概念として用いられることになります。 今回は、 こうした「汎」や”pan-“といった言葉が持つより詳しい意味と その語源について迫ってみたいと思います。 「汎」という漢字の意味と古代ギリシア語の pan(パーン) 汎(ハン)とは、もともとは、何か軽い物などが 水に浮かびながら風に吹かれて漂っている状態のことを指す漢字であり、 そこから、 例えば、湖のほとりに生える一本の桜の木から落ち
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