決戦の夜明け 2024年8月25日。まだ夜も明けきらない薄暗い中、乗鞍観光センターに、たくさんのヒルクラ... 決戦の夜明け 2024年8月25日。まだ夜も明けきらない薄暗い中、乗鞍観光センターに、たくさんのヒルクライマーたちが集結していた。 富士ヒルクライムと並ぶ、アマチュアのヒルクライムレースの最高峰である『乗鞍ヒルクライム』。日本の自転車最高標高地点である2716mをフィニッシュとする厳しいコースを舞台に繰り広げられるレースは、生粋のクライマーの目標となっている。 松本に宿泊していた私は3時過ぎに起床して、3時半頃には宿を出た。まだ真っ暗な中、国道158号線を乗鞍に向けて車を走らせる。この非日常な時間によって、いよいよレースが始まるのだな、という気持ちが高まってくる。 夜が明ける。思ったよりも空気は澄んでいる。雨予報ではあるが、レース中は天気が持ってくれるかもしれない。半袖のセパレートワンピースの上に、薄手のウインドジャケットを羽織ってウォームアップを始めたが、軽く汗ばんできて、寒さの心配はな
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