プロ野球選手会「処分否定しない」 カジノ問題受け声明
日本プロ野球選手会が13日、野球界でオンラインカジノの利用者が複数確認されたことについて「非常に重く受け止めている。該当選手に対して球団から一定の処分がなされることについても否定するものではありません」などとする声明を発表した。
2月にオリックスの山岡泰輔投手の利用が発覚。その後、日本野球機構(NPB)の要請を受けた12球団の調査で、新たに7球団計14人が利用したことを申告した。山岡投手は活動を自粛したが、それ以外は氏名など詳細は公表されず、処分についても球団に一任されている。
声明によると、選手会は問題発覚後からNPBと各球団に対し「統一的な処分基準の設定による12球団間の均衡性」と「違法性の程度を踏まえた処分の妥当性」を確保するよう求めてきたという。再発防止へ向け「研修などを通じ違法性の周知徹底を図る。実態調査や啓発活動を行うことで、球界の信頼回復に努める」と誓った。〔共同〕