剣鬼、異能バトルの世界を征く

目立つつもりはなかった。ただ静かに生きたかった。
なのに、世界はいつも俺を巻き込む。
今日も通学中に銃を構えた暴走ペッ〇ー君と、街中で殺し合い――そんな日常。

異能者の卵たちが集められた島、「異能島」。
だが、俺・立花雪道には異能はない。
はずだった。
条件さえ揃えば、俺は鬼になる。
刃を握れば人格が変わる特異体質。その恐ろしさを誰よりも知る俺は、力を封じ、平穏を装っていた。

だが、暴走するロボットも、狂った教師も、妙に距離を詰めてくる13歳の飛び級天才少女も。
そんな理不尽を、誰かが斬らなければ終わらない。

あだ名は『剣鬼』。
異能を持たぬ俺が、異能者の頂点と恐れられる理由が、ここに…続きを読む

序盤からダレることなくテンポよく進行する物語。
王道バトルものでありながら、散りばめられたキャラ同士のクスッとくる掛け合いに引き込まれ一気に読み進めてしまいました

今後のさらなる胸熱展開に期待しています！

ペッ◯ーくん笑笑

　様々な異能者が集められた学園に通う主人公「立花雪道」は、異能力のない人間だった。
　にもかかわらず、この学園に通うのにはとある理由があった。

　それは〝とある条件下〟において、絶対的な戦闘能力を発揮できるというもので――

　異能者の集まる異能島で、無能力者が繰り広げる活劇は必見です。

なんでもきれちゃう特殊能力をもちながら、ほかは普通という主人公。

異能×学園×バトル×ギャグの異能力青春活劇です。


語り口は軽妙で、ちょっぴり投げやりな一人称語りで、とても読みやすかったです。

終始テンポがよく、ギャグの切れ味も会話のテンションも抜群で、くすりとさせられます。

敵も味方も強烈キャラ揃い。
生意気キャラの天才少女・蓬莱との掛け合いも面白い。

シリアスとギャグ、日常と非日常のバランス感覚が見事で、1話目から引き込まれること請け合いです。