高校生の高木たろすけはクラスで唯一の中二病患者だった。
が、夏休み明けの登校初日、事件は起こった!
手始めに、クラスに見知らぬ青い髪の男性が入ってきた。
そして次から次へと、中二病全開の格好をした奴らが教室に入って来るのだが……。
たろすけの一人称で進む本作、その中二病的な文章は読みごたえバツグンであり、またクラスにやって来る登場人物たちの魅力が満載!
クラスの異変に戸惑いつつも、中二病患者としてのプライドからか、なんとか状況についていこうとする高木たろすけの必死な姿には、笑いを誘うとともに応援したくなること請け合いです!
そして、彼は弟思いの良い兄貴です。
夏休みの思い出、きっと弟さんも喜んでいることと思います。
どんなに中二病に罹患していようとも、その優しさがあればオールオーケー!!!
めちゃくちゃ面白い物語です。是非ともご一読を!