音痴で運痴な主人公・英介がひょんなことから体育祭の応援団の一人に選ばれてしまった!
しかし、どんなに頑張っても上手くできない。
応援に情熱を燃やす同級生・渋川にもガミガミ言われる始末。
体育祭なんかバクハツしろ!
そう思っていた主人公のもとに、とある亀が話しかけてきて……。
このような始まりから、私は100%フルコメディだと思っておりました。
しかし、物語を読み進めていくと、どうも様子がおかしい。
そこには、現代に生きる若い世代にとって、とても切実な問題が描かれておりました。
大好きな家族。
その家族とも、いずれは別れる時が来てしまう……。
主人公を通して、自分は家族とどう向き合ってきたか、そしてこれからどう向き合っていくべきかを考えさせられてしまいました!
また、言葉を話す亀(ミッシー)の傍にいてくれる安心感、凄く良いです!
是非ともご一読を!!!