黙示録のような破滅的な世界でも、青空の下でシーツを取り込んだり、みんなのためにお料理作ったり……そんな少女たちの日常が、切ないほどに、まぶしく描かれます。
短いお話のなかに、本当にたくさんの、バラエティ豊かな魔法少女が登場しますが、それがとっても楽しいです!
世界の破滅と戦う、魔法少女たち。それでも彼女たちは、明るくけなげに言います。
「世界中のあちこちで最後の審判が始まってる。
どこにいたってなにも変わらない。
だったら明るく楽しく諦めないでいた方がいいに決まってる!」
独特のテンポで語られる文体が、独創的で、とても読みやすく、ぐいぐいと世界観に引き込んでくれます。不思議なリズム、不思議な空気感が心地よいです。
13話で一旦完結しましたが、つづきを大いに期待しています!!!
マジカル〜と技名を叫びながら機械(に宿った悪魔)と戦う魔法少女達の物語です。装甲魔法少女、刺さりました。笑
非常にテンポが良く、難しい描写は端的に最小限。
その中で世界の危機的状況と、愛らしいキャラクター達と、その関係性が描かれます。女の子同士のじゃれ合いがカワイイ。
ロボット系・SF系の用語、兵器の知識も散りばめられつつ、バトルアクションシーンの「可愛くてかっこいい」雰囲気はみんな大好き日曜アニメのようです。圧倒的爽快感があります。
もちろん、世の人々も魔法少女達も、敵の襲撃を経験した傷を抱えています。それでも魔法少女は、明るく健気に負けないのです。だから絶望的な展開でも暗くなりすぎない。読後感はスッキリです。
唯一無二の雰囲気をもつ良作だと思います。
完結済み短編だぞ!!みんな読もうぜ!!!