この作品の凄さをお伝えするには、この作品が書かれる背景となったKACについてご説明せねばならない。
ご存知の方も多いとは思うが、ご存知ない方もおられるかもしれないので、蛇足ながらご説明すると、カクヨムの周年記念イベントで、お題が提示され、そのお題にそったお話を書くというものである。
しかしながら、今回は「天下無双」「ダンス」「布団」という三つもぶち込む難題であった。
その難題に対してものの1時間少々で上がってきたのが本作である。
僕も参加しており、これら全く関連のなさそうなキーワードでどんな話を作ればよいのか頭を痛めていたが、本作は美しい描写の中でごく自然にこれらのキーワードを消化していた。
本作の作者様には、“言葉の魔術師”という称賛を贈りたい。