物語を通して、現実世界を思う。「好き」という感情になんの違いがあるわけでもない。ただ、向かう先の性別が自分と違うか同じか、それだけのことで。けれど、それしか違わないのに、当たり前の未来を願えない。これを読んで、あなたは何を思うだろう。私は、彼女らの「これから」を願わずにはいられない。当たり前に与えられるものを享受できるようになって欲しいと、そう願わずにはいられない。願わくば、いつか彼女らに「当たり前の未来」を。どうぞ、ご一読ください。