小学校を卒業するのと同じく、もう一つの卒業。いつの日か訪れる時……でもそれは、大人への階段。そして、いつまでも、いつまでも……読み終えた後には切なくとも、心に染みるものを残して。是非とも、お勧めです!
とても桜の似合う小説です。作者様の絶妙な言葉選びにハッとさせられつつ、読後に不思議な優しさと切なさを残します。人生には出会いと別れは必ず訪れるもの。小学校を卒業する。やって来たお別れ。きっと誰もが経験したであろうお友達との思い出を思い出しながら、ぜひ読んでみてください。
小学校を卒業します。もうひとつ卒業することがあります。そのことで親友とお別れしなければなりません。悲しくもさみしいけれど、いいえ、ずっと一緒よ!そんな言葉づかいではありませんけれど。
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面白かったです。まさにベストフレンド。でも別れが近づいて――それは大人への一歩なのかもしれないけど……。家族旅行にもついていくお茶目なベストフレンドでした。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(116文字)
小学生かあ。次は思春期に入るもんなあ。いや、女性ならもう入ってるかなあ。そんな時期を巧みに使った物語。悲しい部分もありますが、総じて女の子の成長する瞬間を描いている作品でもあります。
「親友のためを思って別れを告げる」。その別れを告げる時、様々な葛藤があったんだろうな、と思ったり。それでもきっと、ずっと一緒にいる。とても優しい、別れの物語です。