概要
姉が帰ってきた、殺したはずなのに。
熊埜御堂(くまのみどう)姉弟は二人暮らし。
弟。蓮。二十二歳。
職業、殺し屋。
姉。桃。二十八歳。
弟の手で暗殺されたっぽいけど、蘇生。
奔放すぎる姉に辟易しながら、蓮は所属組織に宣戦布告をしてきた敵を追う。
一方の桃は弟に茶々を入れながら、限られた時間を大切に過ごそう……とすることはなく、ただ生き返ったついでに生活している。
蓮の慌ただしい毎日と桃のさほど何も起こらない日常は、やがて奇妙に交錯していくが──。
一度死んだ姉、姉を死に追いやった弟。
面妖な姉弟が織りなすハートフルバイオレンスエンターテインメント。
弟。蓮。二十二歳。
職業、殺し屋。
姉。桃。二十八歳。
弟の手で暗殺されたっぽいけど、蘇生。
奔放すぎる姉に辟易しながら、蓮は所属組織に宣戦布告をしてきた敵を追う。
一方の桃は弟に茶々を入れながら、限られた時間を大切に過ごそう……とすることはなく、ただ生き返ったついでに生活している。
蓮の慌ただしい毎日と桃のさほど何も起こらない日常は、やがて奇妙に交錯していくが──。
一度死んだ姉、姉を死に追いやった弟。
面妖な姉弟が織りなすハートフルバイオレンスエンターテインメント。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!シニカルで軽快な語り口が癖になる!
なんと言っても読ませるパワーがすごいです。
ともすれば情報過多で読者の頭が爆発するのに、小気味の良いリズムとともにスッと入ってきて難なく処理できてしまうのですから、こはいかに。
舞台設定は殺伐としており、序盤で衝撃の事実を食らわされます。そこまで読めば既に作品の虜かも。
大枠のジャンルはミステリーとのことですが、アクションシーンもすごく緊迫感があってかっこいいです。
キャラクターも魅力的なんですよね。
個人的には、年齢不詳の所長・饗童さんがぶっ刺さりです。
また、おそらく同世代ゆえの楽しみ方になるのでしょうが、例え話に使われる題材やネタが分かるのも嬉しいですw - ★★★ Excellent!!!この姉弟がすごい!
クエンティンタランティーノとウェスアンダーソンがタッグ組んだようなハートフルバイオレンスコメディ。
小説より映画派の自分、こんな例えしか思い浮かばず情けなさを感じております。しかし、これ、絶対に映画では描けない世界観なので、小説ってやっぱりスゴイなと思わせていただきました。
脳内ノンストップADHD(あらあらどうしましょうホンマかいな大造じいさん、の略)な姉・桃。
物心つく前から殺し屋として育てられ、出鱈目話はするけど姉ほどではないナイフガイな弟・蓮。
殺したから出会った、死んだから始まった、2人の奇妙な共同生活。
ふふふ、と笑ってるといきなりパンチ喰らう、ユニークなギャグに…続きを読む