坂田さんの繊細な内面がまるで水面に落ちる一滴のように丁寧に描かれていて、読んでいて胸がじんとしました。HSP（Highly Sensitive Person）としての特性――人一倍感じやすく、世界の些細な変化に心を揺らす姿がリアルに伝わってきます。特に瀬尾くんとの対話は、その感受性の違いが温かな距離感で浮かび上がり、心に残りました。

　HSPであることは時に生きづらさを伴うけれど、だからこそ見える景色や触れられる優しさがある。そんな"光と影"がこの作品には息づいていて、繊細な誰かの気持ちに寄り添ってくれるような、そっと心を抱いてくれる物語でした。

繊細な主人公とそうでない同期くん。
考え方、物事の捉え方が違う2人では、見える世界が違うという話がわかりやすく伝わってきます。
些細なことに傷つく彼女の浮き沈みする心がよく描かれていて、共感しやすいです。

真っ正直に、言葉に変な色をつけることなく受け止める同期くんにも好感が持てて続きが気になるお話でした

「こういうニュースだけ見ていたい」。
Xでたまに流れてくるほんわかニュース、ありますよね。
ああいうものがもっと世の中に溢れればいいな、と思う人は多いはず。
そして、そうでないと困るという人もいたりします。
それがわかる人と、わからない人。
わからない人にはそういう視点がないので、教えてもらわなければ絶対に気付けません。
本作はそんな二人のお話です。
繊細で大きなきっかけ、是非ご覧ください。

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（148文字）

生まれつき感覚が過敏な坂田さんと、明るくおおらかな同期の瀬尾くんの、ほんのりオフィスラブ？に発展しそうなお仕事のお話です。

ポジティブ・ニュースの部署というお仕事が新しくて面白いと思いました^ ^
ニュースの記事一つとっても、捉え方は人それぞれ。あまり気にしたことがなかったんですが、意外と全ての人がポジティブに思えるニュースって難しいんですね。
世の中もポジティブニュースに溢れて欲しいです（´-`）