1時間ごとに泣いてしまう女の子と、泣けない男の子の人間ドラマです。
泣く・泣けないの背景は自他共に気付けないモノ。
泣きたいのに泣けない人が世の中にはいます。
自分はあの人より辛くないはず。
世界にはもっと不幸に遭う人がいる。
そんな、誰から言われた訳でもなく、無意識に泣いては駄目だと心を保とうとする心理は一種の自己防衛ですが本人は苦しいのです。
しかし実際、その後に涙もろくなってしまった方もいて、その姿を見たことがある方はよりリアルに感じるストーリーかと。
泣いてしまう・泣けないに対し「治すべき」「助け合う必要がある」などではなく、タイトル通り彼らへ「幸あれ」と届けたくなります。
しばらく泣けていない方。潜在意識で気付いていないだけかもしれません。こちらの作品で、ほんの少し身体を労る一滴を得られますよ。