嫁が大好きな俺の話 『ゴミは俺だった』
この先の展開で行き詰まってるので、気分転換にとある夫婦の話の話書きました。
黒崎家長男と、その嫁の話です。
本編を更新できる目処が立つまで、番外編を更新します。
今後ともこの作品をどうぞよろしくお願いします。
それではどうぞ。
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誰にでもかけがえの無いモノってあると思う。
それが物だったり、者だったりは人によって違うだろうが、俺の場合は、
「ただいま」
「あ、おかえりなさい俺さん!」
そう、俺の嫁だ。
俺にとって、大事で、大切で、変えのきかない世界で一番大切なモノだ。
俺が家に帰るなり、トテトテと俺を笑顔で出迎える嫁ちゃん。
最高にキューティクルで愛しいです。
あぁ〜、お仕事で疲れたこの身体に嫁ちゃんの笑顔が染み渡るんじゃあ↑
これで明日も頑張れるんばい。
たとえ世界を敵に回したとしてもこの笑顔だけは守るんだ。
「何キメ顔してるんですか?」
おっと、顔に出てたようです。恥ずかしい。言い訳をと考えたが、ここはあえてカッコつけるのがイノベーション。
「ふっ…可憐な君に見惚れていたのさっ」
はい、完璧。これは惚れの上塗り。
「ご飯になるから手洗って着替えてきてー」
スルーされました。悲しいです。
さて、今日の夕ご飯はお鍋。野菜、豆腐、肉、などを鍋へぶち込んでいき、最後の仕上げに嫁ちゃんの愛情を投入。
この寒い季節に身体だけでなく心にまで染みるお鍋の完成です。
一口目
……(咀嚼なう)
びゃあ゙ぁ゙゙ぁうまひぃ゙ぃぃ゙ぃ゙、
次は卵を落として食べてみよう。
二口目
……
いや〜うまい! やっぱり機械で割った卵は一味違いますよ!
「美味しいですか?」
「何言ってんだ、マイハニー。当たり前じゃないか。とっても美味しいよ。」
「えへへ、やったあ」
照れてる嫁ちゃんかぁいい。ほんとにね、天使です。
まじで。もう頭ナデナデしちゃう。
にしても髪、サラッサラだな。
すんげぇいい匂いやし。
俺も同じシャンプー使ってんのになんでなん。
これはあれですね、同じシャンプーなのに他の人が使うと自分よりいい匂いがするあれですね。
この現象にオナシャンと名付けよう。
「ご飯冷めちゃうから早く食べて」
手を払われてそっぽ向いちゃいました。
だがしかし、少し顔を赤めていたのを確認したので嫌ではなかったことがわかります。
うん、恥じらう嫁ちゃんもグット!
笑顔でサムズアップ!
「もうっ早く食べてってば!」
怒られたのでちゃんと頂きます……。
ご飯も食べ終えて片付けもしたことだしお風呂に入ります。
嫁ちゃんに一緒に入る? と、誘ってみたら断られました。
裸を見られるのが恥ずかしい。
ちなみに俺氏、毎日これ言い訳に断られている模様。
別に毎晩ベッドで見てるからよくね? とか思うんだけどな。嫁ちゃんが嫌なら強要はしないけど。
洗面所に向かうと見慣れない箱がありました。箱には大きくバ○の文字が。皆さんお察しの通り、固形タイプの入浴剤です。
昔、我が
まさか本気にするなんて思わなくてめっちゃ焦ったけど、ちょっと苦いねこれ、とか言ってケロっとしてましていた。
その後特に何事もなかったので多分大丈夫。
まあバカは風邪引かないっていうし平気だったんだろ。
そんな愚妹は今、配信者として銭ころ稼いで生活をしているんだとか。
それと、もう一人の妹と弟も配信者らしい。
四分の三配信者なんだけどうちの兄妹。
俺も配信者になったら役満じゃん。
まあその話はまた今度。
嫁ちゃんにバ○の使用許可を取ったところ、ご自由にどうぞーとのことなので、ありがたく使わせていただだく。
服を洗濯機に放り込みいざ風呂へ。
身体を洗う時、最初に洗う場所でその人の性格がわかるらしいね。よく知らんけど
頭と身体が洗い終わったので浴槽へダイブ。
早速バ○入れてみよう。ちなみにこのバ○、ラベンダーの匂いがするらしい。
結構ラベンダー好きなので嬉しいです。
お湯につけるとしゅわしゅわと溶け出してきました。
別に面白いわけじゃないけど、溶けるのみちゃうのあるあるだと思う。
ラベンダー香る最高のお風呂でした。
お風呂上がりにソーダ味のギャリギャリ君をがぶり。
んー、美味! これですよこれ! パクパクですわ!
「おっと、もう食べ終わっちまった」
もう一個食おっかな、いや、でも一日一個って決まりがあるし……
*何を躊躇っているんだ? 食べちまえよ*
くっ……俺の内なる悪魔が……
○惑わされてはダメよ俺! 今日の分はもう食べたでしょ!○
そうだ、天使の言う通りだ。また明日食べれば———
○別の味にすれば万事解決だぜ!○
おまえも悪魔側かよ! 辿り着く先は悪魔と同じじゃねえか、この堕天使め!
「うーん、どうしたもんか」
一日一個って決まりを作ったのは嫁ちゃんだからもし、破ったのがバレたら嫌われちゃう……。
過去に破ったのバレてしばらく夜の相手してくれなかったからね。
まあ、ぼかぁ学習する男なので二度とそんなことは起こしはしない。
いやしかし、今嫁ちゃんはお風呂、バレなきゃ犯罪じゃあないのでは? よくない。
そんな邪な考をしてはダメだ。嫁ちゃんを裏切ることになってしまう。でも今アイスが———……。
数分後
机にはギャリギャリ君コーラ味と書かれた袋と、同じ系統のソーダ味の袋が。
右手には見覚えのないアイスの棒が。どうして、どうしてこうなった……?(すっとぼけ)
いやあの違うんだ、違うんだよ。
気づいたらこうなってたの! ほんとなの! トトロ見たもん!
これはちょっと嫁ちゃんに対する愛情が窺い知れますね。
ほんと何してんの俺。そうか、こういう時にこそ神頼みならぬ天使と悪魔頼み。出てこいおまえら!
……
都合の悪い時だけダンマリかよこのカス共。今度出てきたら徒じゃ済まねえからな。
よし、一旦落ち着こう。冷静になれ。そして言い訳を探そう。一回状況整理だ。
えーと、まずアイス一個食って、ニ個目食べたくなって、誘惑されてなんとか耐えたと思って気づいたらこうなったと。
うん、弁解の余地ねえな全部俺が悪いわ。ってかそもそもアイツらがいけねえんだ! 俺氏悪くないもん。むん。
このゴミ達はゴミ袋の奥深くで眠っててもらおう。それがいい。
いや待て、ゴミ袋の中身がほとんど空だとッ……!? これの量だと隠せねえじゃん! そうか、今日ゴミ出しの日だからねぇんだわ!
あっあっあっ、どーしよどーしよう。
「ふぅ、いい湯でした、あれ俺さん何し、て……」
アッ
「俺さん」
「はい」
「この机に置いてあるものはなんですか?」
「アイスのゴミです」
「そうですね。ではなぜ2つもあるんですか?」
「最近のアイスは凄いよな、繁殖するんだぜ。ほらご覧、科学の進歩を感じるだろう。これが人類の叡智なんだ」
「何言ってるんですか?」
殴られた。言葉や仕草で心を。
まぢ心が痛かったです。ちなみに夜の相手はしてくれませんでした。悲し。
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質問、リクエストの程お待ちしてます。
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