一話を読んで、ああ、これはと思いました。これぞ私の愛する世界だと。この胸の痛みこそ、百合文学の真骨頂だと思うのです。周囲に理解されない苦しみ。孤独への憂い。それが恋や憧憬、性を通して描かれるからこそ生々しくも美しい。どこまでが『私』の創作で、どこまでが本当か曖昧なところも心を揺さぶりますね!良い物語との出会いに感謝です。
とてもじゃないけど、自分にはこんな話は書けないと思いました。赤裸々というか生々しいというか。LGBT関連じゃないとしても、自分ならもっとかっこつけて書いてしまう。凄いことですよ。