コメディタグが着いていれはもっと注目されたんじゃないかなと思う小説。シリアスとコメディパートの切り替わりが激しい。シリアスだけも疲れてくるし、コメディだけも飽きてくるから、これくらいが好き。
話の展開や主人公の行動、考え方はジャンプ漫画みたいな感じで凄く好き。『持ってない』から努力で強くなる、敵を認めて悲しくなるみたいな。
個人的に紙一重で勝利を拾っていく系主人公の物語が好きだから、この小説はかなりお気に入り。あと、軽口叩きながら本当は覚悟決めるみたいな主人公も好きだから本当にツボにはまった小説でした。
与えられた能力が無能なだけで、本人は無脳ではない。だから面白い。
無能によって多大なる経験をしなければならず、そのおかげで、本人の自体のリアル経験値が蓄積され相乗効果され。
リアル世界と一緒って言えば一緒なんだが、ベースが異世界なのと、異世界の無法・横暴っぷりが目に見える部分が、今の我々の現実世界のそれと全く同レベルなのだが我々世界のそれは深く潜っており見えにくいのが全く絵にならないので、この物語の方が同じ状況でもよほど面白いししかもリアルとオーバーラップするので、読者も共感得やすいだろう。
で、
何より、文が面白いね!!。
ひとつひとつがいちいち面白いwwwwwww
これが文庫本なら、
気付いたら夜が明けていた
気付いたら終点だった
気付いたら「ラストオーダーですが・・」
とかの被害がいたるところで出そうだw