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  • 異世界ファンタジー

09-23M キョウスケ隊、セリガー追撃部隊の移動

カンナギ・キョウスケ一行、セリガー追撃部隊の移動経路を示す。

KKらは2月17日にヤツダナタッドでツェリ河を渡河。
その後、街道を西進し、ローカード市東方で南に進路を変えアスカリ市方面に南下している。
アスカリ市北西部の山間部でアスカリ河を渡河し、その後は街道まで南下。
西進してニシシュマリナ市に入っている。
ローカード市やアスカリ市には入っていない。
これは、帝国未登録の血族(吸血鬼)を配下に抱えるため、無用なトラブルを避けたためである。
ニシシュマリナは国境から遠く、地域領主の支配下でもないため比較的出入りが楽な都市である。
管理者のハーラングラント住持と面識があることも有利であり、故にキョウスケは最初からこの都市を目標としていた。
予想されるセリガー追撃部隊を振り切るためでもある。
キョウスケたちがニシシュマリナ市に到着したのは2月23日であった。



第三市民、第五市民らに率いられたセリガー追撃部隊だが2月19日にクァセマタッドで第七市民を加え、街道を西進している。
第七市民が中立地帯小領主を総動員して情報を集め、キョウスケらがアスカリ市北西の山間部でアスカリ河を越えた事を知る。
ただし、それ以上の情報は得られなかった。
キョウスケ隊を追ってほぼ同じ場所でアスカリ河を渡河したが、帝国領内、特にアスカリ河西岸ではセリガーに通じるものは少なく、情報は得られていない。
セリガー軍の越境に驚愕したアスカリ伯爵とコーシュカール伯爵が軍を動員して監視を始めたため、更に移動は制限された。
両伯爵軍はセリガー軍との直接戦闘は避けたが、周辺住民に避難を促し、更に通航制限を行ったため、セリガー軍の周囲から人影が消える。
セリガー軍は情報が途絶し、略奪する物資も少なくなってしまう。
セリガー追撃部隊は2月25日段階でニシシュマリナ東方のシュマリナ河渡河点付近まで到達していた。



バイラル率いる部隊はセリガーシティーから、第三市民らの追撃部隊と同じ経路をたどり、2月25日段階でクァセマタッドに到着していた。



本文中では触れられていないが、この時点でアルダ=シャールからカゲシンに、クチュクンジらを護送する部隊が移動中であった。
この部隊は2月11日にアルダ=シャールを出発。
シュマリナ経由でカゲシンへと向かっており、ニシシュマリナは経由していない。
2月23日前後では、ニシシュマリナ西方五〇キロぐらいの地点にいた。
アシックネールらはこの部隊に同行しており、キョウスケらとは実はけっこう近くにいたことになる。

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