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茅野さんの映画レビュー・感想・評価

茅野

茅野

映画(100)
ドラマ(1)
アニメ(0)

教皇選挙(2024年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

以前から気になってマークしていたけど、どれくらい現実に基づいているのか、いつの話なのか、俳優さんやキャラクターなどの事前情報を一切入れずに観た。
カトリックの事情も詳しくないので挑戦的過ぎるかな、と思
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Maiko ふたたびの白鳥(2015年製作の映画)

-

ノルウェー国立バレエの元プリンシパル、西野麻衣子さんのドキュメンタリー。同バレエ団に興味を持ったので観た。

キャリアの絶頂期に出産を決意し、産後すぐに『白鳥の湖』で復帰するまでを描く。纏めちゃえばこ
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聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメンVS悪魔軍団~(2024年製作の映画)

-

良くも悪くも想像通りの出来栄え。豪華キャストを集めてすっっごい頭悪い脚本で作ったB級映画。
特撮要素が多いので、特撮が好きな人は楽しいかも。「おねロリ」はフロムネタかな。
局所的に笑えるところもあるし
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レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う(1994年製作の映画)

3.8

ゴーアメリカから。なんか気に入ってしまいそのまま続編を観た。
相変わらずの低予算感、絶妙な間、雑で意味不明なストーリーなど、B級感満載で最高だった(笑)。
終始「なんやねん!!」とか言いながら観て面白
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レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

3.7

リーゼントのバンドがシベリアからアメリカ〜メキシコへ行く、謎のコメディB級映画。
B級映画に求める全てがあり、頭悪すぎて面白い(笑)。凄く低予算っぽい画が多いし、展開も雑ですき。
元気ないときに観ると
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チャイコフスキーの妻(2022年製作の映画)

4.8

日本公開、待ってました!㊗️

この映画の舞台となる当時チャイコフスキーが作曲していたオペラ『オネーギン』との関係や、列車で出逢う男ウラジーミルの史実についての解説を書いたので、よかったら参考にしてく
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ナショナル・シアター・ライブ 2024 「ナイ 〜国民保健サービスの父〜」(2024年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

みんな大好き NTLive の記念すべき100作目は、イギリスの国民健康保険制度を作り上げた政治家の半生を描いた『ナイ』。
ちなみに1作目は2009年の『フェードラ』だったそうな。
案内役はいつものサ
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ナショナル・シアター・ライブ 2024 「ザ・モーティヴ&ザ・キュー」(2024年製作の映画)

4.8

最高傑作『リーマン・トリロジー』のサム・メンデス演出!! これは行かなくては!!! と思って駆け込み。
舞台『ハムレット』を上演する舞台裏を演じるという、入れ子構造的でメタ的な演劇。相変わらず切り口が
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白鯨(1956年製作の映画)

-

配信終了前駆け込み。原作読む前に観ちゃったけど、捕鯨って昔は命懸けだったんだよなということを迫力と共に教えてくれる。
クイークェイグがカッコイイ。

ドーナツキング(2020年製作の映画)

3.0

空いた時間にちまちま観た。
カンボジア難民からアメリカで「ドーナツの王」として君臨し、その没落や世代交代までを描いた栄枯盛衰ドキュメンタリー。

切羽詰まった状況とはいえ、カンボジア難民、逞しいな。カ
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ルスランとリュドミラ(1972年製作の映画)

-

プーシキン映画祭にて。
オペラ映画では無い『ルスランとリュドミラ』の映画化。
前日に原作を再履してから観たけど、物凄く原作に忠実。流石、ロシア製のアダプテーション映画。韻もそのままで、プーシキンへの愛
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サルタン王物語(1966年製作の映画)

-

プーシキン映画祭にて。
オペラ映画では無い『サルタン王の物語』の映画化。流石、原作に忠実な印象。韻も踏んでいる。聞き取りやすいし、内容も内容なので、子供にも良いかも。
撮影が古いので、ある種のチープさ
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ナショナル・シアター・ライブ 2024 「ワーニャ」(2024年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

原作を再読してから。
一部で「オタ活に失敗したオタクの話」と言われていて、なるほどなあ、と思った。確かにそうかも。

まずチェーホフの戯曲を一人芝居でやるというのが凄すぎる。単純に、2時間分のセリフと
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ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉(2024年製作の映画)

4.7

雑感と、オペラオー君の発言に関して纏めておきました。→
https://sylphes.hatenablog.com/entry/Beginning_of_a_New_Era_explain

劇場用再編集版 ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP(2024年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

YouTube版でも観て、総集編も確認。
RttT は自分がオペラオー君贔屓なのを抜きにしてもクオリティが高く、『ウマ娘』入門としても勧めやすい。

追加シーンはかなり細々としており、わかりやすいのは
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エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

1851年〜のイタリアでの実話が題材と、モティーフが好みド真ん中を突いてきていたので、楽しみにしていた。そして、その期待よりも更によかった……。
最初は「2時間越え!? 長!」と思ったけど、展開はスピ
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遠い夜明け(1987年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

数日かけてちびちび観た。配信停止間際の駆け込み。

南アのアパルトヘイト体制下で、黒人活動家ビコと、白人新聞記者ウッズの友情と受難を描く、史実ベース(!)の映画。
ウッズはビコの本を出版した他、彼自身
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

数日かけて空いた時間にチビチビ観た。非常に高評価の映画。
原作はノンフィクションとのこと。ノンフィクションだからこそ意義があるという側面と、これが現実なのか……という気持ちと半々。

リーマンショック
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ゴッドランド/GODLAND(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

19世紀末が舞台のデンマーク・アイスランド映画。
主人公がデンマーク人なので、出てくる言語は半分以上デンマーク語だが、舞台は9割9分アイスランド。

第2次スレースヴィ・ホルステン戦争より後は、デンマ
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本物のオッペンハイマー(2023年製作の映画)

2.3

某映画を観る人の為の予習用というところ。実際、最後に同映画の紹介もある。
ウクライナ侵攻の話も出てきて、随分最近の番組なんだなと思ったら、そういうことか。

皆書いているように、字幕の質が最悪。明らか
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真珠の耳飾りの少女(2003年製作の映画)

3.0

無料配信滑り込み。

無論フェルメールの名画が元だが、ストーリーは全フィクションと思われる。
ありがちな近世オランダもの、という感じはする。

イーディ、83歳 はじめての山登り(2017年製作の映画)

3.0

無料配信停止前の滑り込み。
ハイキング好きなので前情報なしで取り敢えず観てみた。おばあちゃんの登山初挑戦映画。

実質的にフェールラーベン促販映画。めちゃくちゃフェールラーベンの登山グッズを買うし使う
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ケロッグ博士(1994年製作の映画)

3.0

無料期間中駆け込み。
有名なバトルクリーク診療所を風刺した映画。
コーンフレークで有名なケロッグの兄だけど、最早新興宗教や陰謀論と変わらないような、19世紀後半-20世紀初頭の健康マニア診療所。

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劔岳 点の記(2008年製作の映画)

1.3

原作が積読のうちに無料公開が終わりそうだったので慌てて観た。
あんまり邦画は得意ではなく、観るのは物凄く久しぶり。

うーん……、映画としての盛り上がりにも欠けるし、考証はあまりやってないように見受け
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山<モンテ>(2016年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

作業中に流し観。
前半は、『山』というド直球タイトルの割に、寧ろ迫害がメインの物語。
後半は、ひたすら父と息子が雄叫びを上げながらツルハシで山を削ろうとし、妻が見守る、というのを、延々延々と見せられる
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ロッタちゃんと赤いじてんしゃ 2Kリマスター版(1992年製作の映画)

4.2

ロッタちゃんシリーズ、続けてこちらも。
映画館では『はじめてのおつかい』の方を先にやっていたけど、時系列的にはこっちが先なんだろうな。ロッタちゃんがこっちで5歳になるし、ヨナス君声変わりしてないし。
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

大ヒットした話題作を今更ながら。
ホラー映画は好きでは無いので避けてたんだけど、「絶対好き」って友人たちから念を押されまくったので満を持して。

確かに面白かった。直接的なホラー・グロ要素も、そこまで
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ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

5.0

上演していることを知らなくて、最終上演に滑り込み。
同時上映の同監督のもうひとつの作品、『Here』も見たかったが、上演時間が被っていて叶わず。やらかした……。

間違いなく評価が完全に二分される作品
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ロッタちゃん はじめてのおつかい 2Kリマスター版(1993年製作の映画)

4.0

友だちが昔観て良かったと言うので、リマスターを機に。

スウェーデンの5歳の女の子がのびのび平和に育つ様子を追う日常の物語で、「家出編」「クリスマス編」「イースター編」の短編三本立てという感じ。
主人
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

静謐なアイルランド映画。ものすごく良かった。映画、ほんとうにこういうのでいい。こういうのだけ観ていたい。

内気な少女が、親戚の壮年夫婦に預けられてひと夏過ごすだけ、という、ストーリーもほぼ無いような
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パヴァロッティ 太陽のテノール(2019年製作の映画)

4.0

オペラはよく観るけど、オペラ歌手一人一人については詳しくないので、少しづつ掘り下げていこうのコーナー。
最初は20-1世紀最大のオペラスター、パヴァロッティ御大から。

色々な曲が出てくるが、最初にも
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マルコムX(1992年製作の映画)

4.7

復習。3時間20分あり、とにかく長い。しかし全くダレさせない構成の上手さがある。

マルコムXの伝記映画で、かなり忠実に描いているのではないかと思う(詳しくはないのでわからないけど)。基本は18歳から
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葬送のカーネーション(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

トルコのロードムービー。国境を越えてシリアを目指す。
旅をするのは(恐らくは難民の)老人と少女と遺体(!)という異色の組み合わせで、所謂「社会的弱者」の一家。

『君は行き先を知らない』の公開も近かっ
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デリシュ!(2021年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

続けてフランスお料理映画。こちらは18世紀末(大革命前)のお話。
基本的には、革命前夜、絵に書いたようなウザ貴族&ウザ聖職者に、自慢の創作料理をバカにされた腕利きの料理人が、同じく恨みのある貴族女性と
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幌馬車(1950年製作の映画)

3.3

地味にちゃんと観るのは初めてかもしれない西部劇、入門。

西部劇にしてはシンプルで静か、銃をブッ放すシーンも冒頭と終盤のみ。
しかし勿論、騎馬あり、悪党あり、先住民あり。

ロマンスあり、歌あり、ダン
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