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杳(はる)かなる

劇場公開日:

杳(はる)かなる

解説・あらすじ

難病の「ALS(筋萎縮性側索硬化症)」を抱えたことで喪失と絶望のただなかを歩く人々の、いのちの旅路に寄り添ったドキュメンタリー。

全身の筋力が徐々に弱まっていき、病気の進行によっては発声や意思疎通も困難になるALS(筋萎縮性側索硬化症)。6年前に確定診断を受けた佐藤裕美さんは、発症前は活動的な日々を送っていたが、身体を動かすことが徐々に不自由になり、不安を募らせるいまは、自室でひとり、生の証しのように詩をつづっている。そんな裕美さんが、知人を通じて同じ病を抱える岡部宏生さんと知り合う。48歳でALSを発症して18年。岡部さんは呼吸苦のために気管切開をして人工呼吸器を装着し、声を失っているため、透明な文字盤を通して言葉を伝えている。病への不安と戸惑いを吐露する裕美さんに、岡部さんは「生きることを一緒に考えたい」と告げる。3年半にわたる撮影期間の中で、裕美さんはある日「大事な友人を紹介したい」と、岡部さんと一緒に旅に出る。その旅先で、岡部さんはひとつの願いを裕美さんに告げる。

監督は「風は生きよという」「道草」など、障がいや病気を抱えた人々を捉えたドキュメンタリーを手がけてきた宍戸大裕。タイトル「杳(はる)かなる」に使われている「杳(よう)」という字には、暗くてはっきりしない、はるかに遠いという意味があり、進行性の難病を抱えて生きることは、時に先の見通しがない絶望の日々でもあることを表す。

2024年製作/124分/日本
配給:映画「杳かなる」上映委員会
劇場公開日:2025年2月8日

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

監督
構成
宍戸大裕
撮影
高橋槇二
整音効果
永峯康弘
編集
宍戸大裕
音楽
末森樹
主題歌
寺尾紗穂
ナレーション
寺尾紗穂
宣伝写真
澄毅
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フォトギャラリー

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(C)2024 映画「杳かなる」上映委員会

映画レビュー

4.0ただただドキュメントとして日常生活を追っただけではなく、 映画とし...

2025年3月14日
iPhoneアプリから投稿

ただただドキュメントとして日常生活を追っただけではなく、

映画としてのストーリーと言うか、話の展開も良かった

皆さんの関係性とかお互いの信頼感とか、

ブルーな気分も楽しい日々も、

感情移入してしまうほどうまく描かれていた

ついついいつのまにか応援してしまう

何年か前に、

有楽町のビックカメラのエレベーターで、

岡部宏生さんと偶然乗り合わせたんだけど、

勇気がなくて声掛けられなかった

もしまたお見かけする機会があったら、

「映画見ました!」って絶対伝えたい

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