鈴木保奈美、10~70代を演じたトム・ハンクスの挑戦に興味津々 ターニングポイントも明かす【「HERE 時を越えて」インタビュー】
2025年4月4日 07:00
アカデミー賞受賞作「フォレスト・ガンプ 一期一会」のロバート・ゼメキス監督、トム・ハンクス、ロビン・ライトが再結集した「HERE 時を越えて」が、4月4日から公開された。先月行われた本作のイベントには、俳優の鈴木保奈美が登壇。「心の底から楽しむことができました」という本作の見どころや共感ポイント、さらに10~70代まで一人で演じたハンクスとライトの挑戦について聞いた。
殺人事件は起きないし、宇宙人は襲ってこないし、陰謀も起きない。なのになんでこんなに見応えがあるんだろうってびっくりしましたし、とても嬉しい気持ちになりました。ポスターに写っている家族が主軸になりますが、古代の恐竜の時代や先住民の時代もうまく挟み込まれています。「監督、まいりました」という感じです。
同じような仕事をさせてもらっている端くれとして、これだけ見応えがあって奥深い撮り方ができるんだと驚きました。カメラの角度が変わらない分、各時代のインテリアの違いなど、美術がとても凝っていて全然飽きなかったです。今自分が撮影しているスタジオでもこういう撮り方ができるのかなって考えたりして、非常に斬新なものを観たなと思いました。
私は新しい面白そうなことは大好きなので、すぐにのっかると思います(笑)。
多く語れるほど映画に詳しくはないのですが、やっぱり「フォレスト・ガンプ 一期一会」が好きです。今回も「フォレスト・ガンプ」のキャストやスタッフの方がまた集まっていますが、昔一緒にやっていた仲間が再び集まるって、本当に楽しくて仕方なかったんだろうなと思います。
普段は洋画を観ることが多いです。怖い作品やドカンドカン爆発する作品はあまり得意じゃないです(笑)。
いろいろお話を伺いたいと思いました。どこからどこまでがVFXなのか……。顔が若くなったとしても、今60代のトム・ハンクスさんは首から下を20代のスピード感や仕草で動かないといけないですよね。それを現場でどのようにやっていらしたのか、直接伺ってみたいです。
本当に違和感がなくて、「めぐり逢えたら」とかラブコメをやっていた頃のトム・ハンクスさんだと思いました。でも、VFXで全部できちゃうなら俳優はいらなくなってしまいますよね。そうじゃないからここにトム・ハンクスさんとロビン・ライトさんがいて、逆にもっと強く存在感を感じました。
全員に感情移入しました。良い意味でアノニマスというか、アメリカ人の何十パーセントが「うちもそうだ」って言いそうなくらい、どこにでもある普遍的なエピソードだと思いました。だからこそ、みんなに共感できます。意固地なおとうさんにも共感できました(笑)。
劇中ではあまり多く時間は割かれていませんでしたが、飛行機好きの夫が飛行機じゃない場所で亡くなって、その妻と子どもがひっそり去っていくエピソードをよく覚えています。妻役のミシェル・ドッカリーさんがとても好きなんです。「ダウントン・アビー」で有名な方で、「あ、出ている!」って嬉しくなりました。
私にとってのターニングポイントは、毎秒です。どの選択が3年後10年後にどう変わるかなんて、わからないじゃないですか。今お茶を飲むかお水を飲むかでも、何か違ってくるかもしれないですし。振り返ってみれば、あの時かけた1本の電話とか、あの時出した1通の手紙とか、あの時たまたま買い物に行ったからとか。そんなことがこの後こうやってつながっていって、物事は全てつながっているんだなと思うことが多くあります。
例えば、今何か思い浮かぶターニングポイントがあるとしても、その場所に行ったのはその前にあそこでこれを見たからとか、小さいことのつながりなんですよね。こういうことを考えるのが結構好きです。
そうですね、大きな目標はそこになります。年齢を重ねるにつれて、これって20年前のあれだったんだとかつながりが段々わかってきたりして、とても面白いです。
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