「動物の本能」について、ある特徴を持つ物語がないかの質問です。 例として幾つかの物語の重要な展開を明かします。ご注意ください。 「動物が自分や同族の安全を守るために本来持つ本能による行動が、何らかの複雑な状況で裏目に出て自分や同族や自然環境に悪影響を及ぼした」展開のある物語がないかです。 様々な物語で、人間による環境破壊や乱獲が問題視され、動物がその被害者だと示されることがあります。また、動物の「野生の本能」が人間の予想を超えて役に立つ展開もあります。 『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』では、ゴジラなどの地球怪獣は人間の環境破壊で暴れるものの、それにより復元し、地球全体に有害な宇宙怪獣のギドラには立ち向かう個体もいました。つまり、「動物の本能が地球環境を守る」、「環境破壊も解決する」ようです。 しかし、動物が人間の行動による被害者でも、それを解決する、あるいは他の被害者や自然環境を守るというのは難しいのではないか、「本能」に期待し過ぎていないか、と私は個人的に考えています。 たとえば、『科捜研の女』では、猫が傷をなめて治すという本能が紹介されたものの、傷が深過ぎると逆効果になることもあると言われています。ドラマ『獣医ドリトル』では、人間が助けたイノシシが、与えられた食料のレジ袋を異物と理解出来ずに食べていました。つまり、少なくともこの2例は現実的に、動物の本能がその動物自身にとっても裏目に出たことになります。 現実の獣害でも、動物が人間の住処に侵入したり人工的な食料を奪ったりしても、それでさらに環境破壊も悪化するのではないか、「本能」が動物自身や生態系にさらに有害な結果になることもあるのではないかと考えています。 『ウルトラマンネオス』1話では、怪獣のいる山に、犬が入り込んでしまい、助けに行った人間の被害を抜きにしても、犬自身にとっても危険な結果になっていました。 『ゴジラマイナスワン』小説版の説明では、元々自然の生物だったらしい「呉爾羅」から深海魚が「なりふりかまわず」逃げて、水圧変化で自滅するようです。本能的な避難が裏目に出ることもあるようです。これは自然現象の一部ではあったかもしれませんが。 また、以前ヤフー知恵袋で、『スーパーペーパーマリオ』では人間の環境破壊をきっかけに花のモンスターが変化してさらに悪化させることがあったという回答をいただきました。 そこで質問があります。これ以外に、動物が自分や同族の安全を守るための本能による行動が、何らかの複雑な状況で裏目に出て、自分自身や同族、あるいは自然環境にも悪影響を出した展開のある物語はありませんか? 題名だけでなく、その状況などを詳しく教えていただけると助かります。 カテゴリは「特撮」、「ドラマ」ですが、他でもかまいません。