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南三陸&気仙沼を体感!“来て見て浜ライン”

『復旧・復興に向けた取り組み』や『生活関連情報』,『観光資源の状況』といった地元情報等を発信していきます!

後世に語り継ぐ

2012年11月14日 | 職員日記
 陸中海岸国立公園に指定されている唐桑半島に
 「早馬さん」・「権現さま」と呼ばれ、親しまれている「早馬神社」があります。
 漁業・産業・家内安全の神様として、また家相を観る神社としても信仰を集めてきました。
 実はここ、早馬神社という名前から競馬ファンに人気の神社なんだとか…?!
 昔から馬は縁起が良いと言われていますが、神社では「左馬守」の御守が授与されています。
 左馬は金運にいい!福を招くめでたいお守りなんですね。





 この早馬神社、東日本大震災で被害をうけました。海抜12メートルの高台にありながら、約15メートルの大津波に襲われ、拝殿・社務所 自宅が2.5メートル浸水しました。
 写真で高台にあるのが分かるでしょうか?

 この地区は津波により壊滅的被害にあいました。境内には、震災時の写真が…
 その場に立って見比べてみると、当時の被害のすごさを感じる事ができます。







 この大津波の恐ろしさを再認識し、記録し伝えるため境内に9月19日「東日本大震災復興祈願碑」が建立されました。
 この石碑は高さ2.6メートル、横幅1.2メートル。上部は波の形に施されています。
 高さ2.2メートルのところには、「大津波浸水高さここまで」と刻まれていて、この高さまで到達したのがわかります。
 そして中には、「大津波到着点 子々孫々語り継げ」と刻まれています。





 早馬神社では、震災後からボランティアを受け入れて、地域復興の活動をしていました。
 現在も語り部活動を行っており、津波に関する説明を行っています。
 少しでも早い復興に願いをかけ、語り部の活動を活性化していきたいそうです。

 被災地を訪れた方は、建物の基礎しか残っていない風景を見て何を思うのでしょう?
 震災から1年8ヶ月。ガレキが撤去され、建物が壊され、平らになっていく街を毎日
見ていると、沢山のダンプが行きかう風景さえ当たり前に思えてきてしまいます。
 あの日の恐怖感は忘れることはできないのに…

 地震がきたら高台へ!二度とこのような大惨事にならない様に!
 後世に伝えていくことが新たな防災につながると思います。

(Mieharu)

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