「ブラジルで蝶が羽ばたくとテキサスで竜巻が起きる」 これはバタフライエフェクトとして知られる気象の複雑さを示した極端なたとえですが、あながち冗談ともいえません。 三重大学の研究グループによる研究では、日本の猛暑の原因がアフリカにあると報告しています。 アフリカのサヘル地域(サハラ砂漠のすぐ南)で雨雲が大きく発達すると、日本上空の高気圧を強める引き金となり、日本が猛暑になるというのです。 この研究の詳細は、気候分野のトップジャーナルであるドイツの学術雑誌『気候力学(Climate Dynamics)』に2021年5月20日付でオンライン掲載されています。 日本やアジアの異常気象の一因が アフリカのサヘル地域の雨雲にあることを初めて解明 ― アフリカのサヘル地域で大雨が降れば、日本は猛暑に ―(三重大Rナビ) https://www.mie-u.ac.jp/R-navi/release/cat