線路を横切る際に便利なガード。一般的には人やクルマが通行できますが、千葉県にはそんな常識が通用しない、まさに規格外なガードが存在しました。 非常識なほど低いガード 鉄道の線路で隔たられた土地は、その両側が人の住まない森や平原でもない限り、人やクルマが行き来するための道路が必要です。こうした線路と道路が交差するもっとも古い形態は平面交差の「踏切」ですが、「陸橋」や「ガード」などの立体交差も昔から存在。立体交差で道路が下をくぐる場合は、人やクルマが支障なく行き来できるだけの「高さ」を確保することが一般的です。 拡大画像 北側の入口には黄色く塗られたポールが設置され、自転車での進入に注意喚起する(植村祐介撮影)。 ところがガードのなかには、歴史的な経緯から、高さが極端に低いところが存在します。 クルマの通行が認められていてもミニバンなどは通れないガードも少なくありませんし、高さや幅の関係から、通