ヌール・アル・アシュカルさん。(Aysarさん撮影) 徹底的な殺戮が続くパレスチナ・ガザ地区。国際社会の衆目の中で、すべての命がすり潰されるような民族浄化が続いています。ガザ地区のD4P現地取材パートナー、Aysar(アイサール)さんによる寄稿記事です。 突然の爆弾で足がずたずたに 「道路で友達と遊んでいたときです。とつぜん砲弾が落ちてきて爆発し、みな怪我をしました。私の怪我が、一番酷いものでした」 悲しみに満ちた目でそう語るのは、ガザ地区北部のベイトラヒアに住む13歳の少女、ヌール・アル・アシュカルさんです。 すぐに病院へ搬送されましたが、足はずたずたに引き裂かれており、切断するしかほかありませんでした。今は松葉杖を使用していますが、瓦礫だらけの街では困難が伴います。できれば「義肢」を装着したいと思っていますが、イスラエル軍は、医療品をふくむあらゆるものの搬入を厳しく制限しているため、そ