日光市役所に、県内で5番目の「不要入れ歯回収ボックス」が設置された。設置式には、大橋芳明副市長らと「NPO法人日本入れ歯リサイクル協会」(埼玉県坂戸市)の三好勇夫代表理事らが出席した。 同ボックスは総合支所などを含め、市内計7カ所に設置された。式では、大橋副市長が「100%回収できるよう努力し、今後は設置場所も増やしていくよう検討したい」とあいさつした。 同協会によると、ボックスを設置した自治体は全国で180に上っている。三好代表理事は「回収される入れ歯は推定で約1%。多くが捨てられている」と説明している。入れ歯からは金や銀、プラチナ、パラジウムが取り出され、換金して日本ユニセフ協会と市社会福祉協議会に寄付される。【浅見茂晴】