日本体育大学(日体大)は、2010年に竣工した新しい図書館の情報端末として、日本ヒューレット・パッカード(日本HP)の「HP MultiSeat Computing」を導入した。時間とコストの厳しい制約の中で、同製品が最善の選択肢であったという。検討から本番稼働までのエピソードを、電算課 主任の荒井俊嘉氏と図書館課の衞藤俊介氏に聞いた。 端末を増やして、コストは削減 日体大の図書館は、「東京・世田谷キャンパス」(世田谷区)と「横浜・健志台キャンパス」(横浜市青葉区)の2カ所にある。世田谷キャンパスでは、2009年から図書館を含む校舎の建て替え工事が進められている。2010年7月に竣工した新図書館は2フロアの構成で、延床面積も従来の約2倍の2013.73平方メートルに増床された。 以前の情報端末は2つのキャンパスに合計40台のPCが設置され、端末ごとにインターネット閲覧やレポート作成、教材の