投資家は25日、ビットコイン現物投資型上場投資信託(ETF)から10億ドル(約1500億円)余り引き揚げた。1日の流出額としては昨年1月の取引開始以来最大となった。 ブルームバーグ集計のデータによれば、「フィデリティ・ワイズ・オリジン・ビットコイン・ファンド」(証券コード FBTC)が、これらのETFの中で最大の資金流出を記録。「iシェアーズ・ビットコイン・トラストETF」(IBIT)がそれに続いた。 投資家が不確実性の中で高リスク資産を敬遠し、ビットコイン価格が低迷していることが背景にある。ビットコイン現物ETF全体の資金流出は6営業日連続と昨年6月以来の長さとなり、この間の流出額は約21億ドルに達した。 ビットコインは今年に入り過去最高値を更新した後、今週は圧力にさらされており、昨年11月半ば以来の安値に下落した。 スタンダードチャータードのデジタル資産調査のグローバル責任者ジェフ・ケ