2024年における仮想現実(VR)ヘッドセットの世界出荷台数は、アップルのApple Vision ProやメタのMeta Quest 3Sなどの注目デバイスの発売があったにもかかわらず、大きく減少したことが最新の分析データで示された。 調査会社カウンターポイント・リサーチが3月18日に発表したレポートによれば、2024年におけるVRヘッドセットの世界出荷台数は、前年から約12%減少した。この背景には、「エンタメ系以外の魅力的なコンテンツの不足」や長時間使用した際の眼の疲れやバッテリー持続時間の問題といった、従来から指摘されていた課題が挙げられた。 また、出荷データからは、2023年10月発売のMeta Quest 3の方が、その1年後の2024年10月に発売された廉価版のMeta Quest 3Sよりも注目を集めたことも示された。 しかし、直近の数カ月では、メタがVR市場での支配力を再び