京都の著名な寺社から日本人観光客の足が遠のいている。今年のゴールデンウィーク(GW)に主な寺社や史跡を訪れた人出は、奈良が京都を上回っていた。混雑や宿泊費の高まりを避け、SNSを通じて広がる「穴場」にも人が集まっている。 物価高が家計を圧迫し、インバウンド増加で主要観光地では混雑が激しさを増している。コロナ禍から観光需要が回復する中、国内では日本人客の動向がどう変化しているのか。お盆休みの旅行需要が高まるのを前に、ブログウォッチャーが携帯電話の位置情報をもとに収集した各都道府県の100地点(国内計4700地点)の人流データから、GWの動向を探った。