遺伝子編集されたブタの腎臓を移植し透析治療が不要になっていた米国人女性が、拒絶反応を来し、移植腎摘出に至ったことが報じられた。 移植手術から130日後のことであり、遺伝子編集されたブタ由来腎臓が人の体内で機能した最長記録となった。 この女性は、米国アラバマ州に住む53歳の女性、Towana Looneyさん。移植術と摘出術を行った米ニューヨーク大学ランゴン・ヘルスの発表によると、Looneyさんは現在、透析治療を再開している。 一連の手術の執刀医であるRobert Montgomery氏は、ニューヨークタイムズ紙に対して、「移植腎の摘出は、動物の臓器を人に使用するという『異種移植』の後退を意味するものではない。今回のケースは異種移植による治療を受けた患者のなかで、もっとも長く臓器が機能した。新しい治療法の確立には時間を要する。ホームランを狙って一発で勝負がつくというものではなく、単打や二塁

日本銀行の植田和男総裁は28日、最近の超長期金利の上昇について、より経済への影響が大きい長期以下のゾーンに及ぶ可能性があることに留意が必要だとの見解を示した。衆院財務金融委員会で答弁した。 植田総裁は、経済への影響は超長期金利よりも中期・短期金利の変動の影響の方が大きいとの分析を紹介。その上で、超長期金利が大きく変動した場合、「その影響が長期さらには短中期金利に及ぶ可能性もある点に留意しつつ、今後の市場動向あるいは経済への影響について注意深く見ていきたい」と語った。 20日の20年債入札が記録的な不調に終わって以降、超長期債は不安定さを増し、30年、40年債利回りは過去最高を更新していた。６月会合における国債買い入れ減額計画の中間評価も控えて市場は日銀の発信に注目していたが、植田総裁は超長期金利上昇がより短いゾーンに与える影響を注視する姿勢を示した。 財務省が投資家を含む幅広い国債市場参加

ＡＳＥＡＮ首脳、通商多様化を「急ぐ必要性」を強調－米関税方針受け アンスティー・クリストファー、Philip Heijmans 東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）首脳らは、トランプ米大統領の関税方針を巡り、同地域にとって最大の輸出先である米国との取引に不確実性をもたらすと指摘、「従来型の市場を超えて通商の多様化を急ぐ必要性」を強調した。 ＡＳＥＡＮは今週、議長国であるマレーシアのクアラルンプールで首脳会議を開催。中国と湾岸協力会議（ＧＣＣ）の高官らも出席した。 27日夜に公表された議長声明では、われわれは「米国が最近発表した一方的な関税措置およびその措置が域内諸国の経済に及ぼし得る影響について、深刻な懸念を表明する」とした。 また「これらの関税や想定される報復措置から生じる不確実性は、資本流動と為替レートの両面で変動性を高める可能性がある」と指摘。ＡＳＥＡＮ諸国は「米国との率直かつ建設的な対