EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。
Tech Lead(TL/テックリード)の役割。聞きなれない名前かもしれない。リードプログラマやテクニカルリードと呼ばれることも。過去にいくつものチーム(最大で10人以上)の Tech Lead をやってきた自分の経験を踏まえて書いてみる。 Tech Lead の主な役割 Tech Lead はエンジニア班長と言いかえるとイメージがわきやすいかもしれない 顧客に提供したい価値(プロダクトゴール)を正しく理解する エンジニアチームの生産性を可能な限り最大化。プロダクトマネージャ・デザイナと顧客に価値を提供する Product の Launch に責任を持つ Product の Launch 後のメンテナンスに責任を持つ エンジニアを過負荷から守る ときにはマネージャ、プロダクトマネージャのアイデア、スケジュールに NO を言う。代替案を提示する チーム内のテクニカルデザイン、採用技術などに責
様々な人々から、エンジニアに関する制度についてインタビューされる機会が増えてきた。その中で考えが整理されてきたパーツもあるので、せっかくなのでまとめておこうと思う。 ペバボのエンジニア職位制度のアップデートについてなどで書いている通り、ペパボはエンジニア専門職制度を制定し運用している。その前提として、専門職制度がどのような位置付けかというと、簡単に示すと以下の図の通りである。 この構造自体は特になんの変哲もない、わりと一般的な制度だといえるが、我々はこの中にひとひねり加えている。以下に説明する。 前提知識 ただし、その前に人事制度における前提的知識について述べておかないとならない。 社員格付け 昨今は「フラットな組織」「ネットワーク型組織」などというものも出てきているが、それはそれとして、一般に企業組織は、その構成員をなんらかの方法を用いて格付けしている。すぐに思い浮かぶのは、部長とか係長
中村修二さんがノーベル賞を受賞されたことから、お祝いとともに、日本の科学技術の今後について心配する声など、メディアの方の取材の依頼を受けるようになりました。 本当はフラッシュメモリがフラッシュメモリにノーベル賞が授与され、開発チームの一員、当事者としてメディアの取材を受けたかったのですが仕方ない。日本の技術者の処遇を考えるきっかけになれば良いと思います。 問い合わせて頂く内容は例えば、 「日本の技術者は虐げられているのではないか」 「ノーベル賞は日本の経済が良かった時代のもので、これからの日本の科学技術は競争力があるのか」 「日本の技術者・研究者は報われないのではないか」 「日本の大学の研究環境は悪化するばかりではないか」 「特許法の改正で特許の帰属が発明者から企業に変わることで、更に技術者のモチベーションが下がるのではないか」 個々の取材にお答えするのも面倒なので、このブログでお答えしよ
仕事と育児の両立ってのをやっていると、まあ次から次へと困難が降りかかってくるものだ。 私も現在、仕事をしながら2歳の娘を育てているが、あの“お子様”とかいうやつは、仕事が忙しいときに限って熱を出すし、こちらが腕によりをかけた料理は一口も食べないし(焼いただけのウインナーは食べる)、朝急いでいるときは決まってダンゴムシになって動かなくなる。 やはり普通に仕事をするのとは違って体力も消耗するし、イレギュラーな問題が起きて予定は崩れるし、会社には気を使うし、子どもと会えない時間が増えることでの不安なんかもあるし etc.…で、両立ならではの大変さというのは当然あるだろう。 そして、このような大変な状況に身を置くと、私たちはすぐに「頑張ってしまう」のだ。 「頑張らないと乗り越えられない」という思いがあったり、「頑張るのはいいことだ」という風潮があったり、場合によっては「頑張ってる自分かっこいい」な
YAPC::Asia 2014 に参加して来ました。自分も Scala のトークで応募していたのですが、残念ながらリジェクトとなり、サークル参加ではなく一般参加者として参加しました。 いろいろと書きたいことはあるのですがあまりに長くなってしまうので 2 点に絞って書きます。 Scala in Perl Company の話 はてなのはこべさんによる、「Perlの会社であるはてながなぜ Scala を採用したのか」という話題を中心としたトークでした。このブログの最近の投稿を読んでいただけるとわかるとおり、わたしの最近の学習と関心の中心にある言語は Scala で、実際に業務でも一部 Scala を利用しているので、とても楽しみにしていたトークでした。 動的型付けの言語のつらみの部分や、それに対するアンサーとしてなぜ Scala なのかという話や、一方で Scala も銀の弾丸ではないという冷
24日の土曜日に、「きしだのはてなのあれってどうなの勉強会」やってきました。 【東京】きしだのはてな勉強会 〜「きしだのはてな」のあれってどうなの〜 - 日本Javaユーザーグループ | Doorkeeper んで、あいかわらずその場にいないと意味がわからない資料ができあがりました。 きしだのはてなのあれってどうなの勉強会 運営のmegascusさんは 思ったよりもきしださんの人気が薄かったのか人が集まりませんでした。 【東京】きしだのはてな勉強会 〜「きしだのはてな」のあれってどうなの〜をやってきた - 水まんじゅう とは書いてますが、内容もなにか具体的にわからない、参加費3000円、そしてPlay勉強会とかぶる(時間的にはかぶってなかったようだけど)という中で21人集まってもらえたのは、なかなかありがたいことだなーと思いました。 運営のmegascusさんと岡澤さん、おつかれさまでした
はじめに この記事は、非エンジニアの方にエンジニアの勉強会の様子をわかりやすく紹介しようと試みて書いているため、エンジニアの方から見ると、何を今更かもしれませんがご容赦く下さい。また、この記事では、会と同様、便宜上「サービス」系と「受託開発」系を二分しています。実際は完全分離できず、また、多く偏見が含まれて語れれることではありますが、話を簡単にするためご容赦ください。 エンジニアと勉強会 エンジニアの週末は勉強会で忙しいです。よく他業界の友人から、ワーカホリックとか言われます。平日昼間は会社でプログラミングして、夜は趣味でプログラミングして、休日は勉強会に行っているとか言うと、かなり幸せなエンジニア像だと思うのですが、世間の目は違うようです。今回参加してきた「勉強会」は本質を突いていると思ったので、ここに書こうと思います。 ということでタイトルの「勉強会」に参加してきました。さっきから「勉
先週、新卒技術研修の一環として @t_wadaさん にご講演を頂きました。 題して「この先生きのこるためには」*1。 第一線のエンジニアとして素晴らしい薫陶の数々を授けて下さいましたので、渋谷や六本木の会社さんもオファーしてみたほうがいいですよ。ホント。 エンジニアはアーティストとしての側面も持つので、ファーストクラスの方の考え方に早いうちから触れておくことは、数年先の彼らの在り方に少なからず良い影響を与えるはずだ、という考え*2に基づくおふたりめの社外講師です。おひとりめは当時非公開でしたが、時効になってましたら教えてください。 新卒研修とはいうものの、社食のカフェテリアを全開放した形で既存社員にも受講してもらいました。正直、私も含めた既存社員のほうがよっぽど直接の教育効果は高かったんじゃないかと思いましたが、それはそれとして。ご講演の中でのいくつかの気づきを共有します。 技術の進歩は「
9. NJKWebViewProgress 実装 • UIWebViewDelegateからロードが完了したリソース の数を数える - (void)webViewDidStartLoad:(UIWebView *)webView { _loadingCount++; _maxLoadCount = fmax(_maxLoadCount, _loadingCount); ! [self startProgress]; } ! - (void)webViewDidFinishLoad:(UIWebView *)webView { _loadingCount--; [self incrementProgress]; }
というわけで2014年に突入ですが・・・ 景気が回復しつつある現状で、SIの受注も好調なようです。ユーザー企業でも多少の予算の余裕も出てくるところもあり、システム投資には多少前向きになっているところも感じます。多少のでこぼこや、業界・業種によって色合いは異なるでしょうが、今後数年は景気の回復基調はコンセンサスになりつつあるようです。IT業界も例外ではないでしょう。もたもたしているビッグデータ案件を尻目に、システムリプレースや既存改修、新規でのシステム開発もスタートしつつあり、SI業界の件数ベースは今年は昨年を確実に上回るでしょう。 とはいえ一方で不採算案件も相当増えるように見えます。結果、SIビジネスはトレンド的には案件増・売上増ですが、利益減(または横ばい)というのが実態になるかと。要するに単金はそうそう簡単にはあがりませんが、案件は増えて、人繰りが追いつかず、結果限りなく失敗に近い「よ
(2013-12-28 タイトルをエンジニア→プログラマに変えました) cybozu.com の中の人、山本泰宇です。2013年も今日で仕事納めです。 さて、先ほどプレスリリースが出たのですが、来年から私は運用本部長として、自社クラウドサービスおよび社内情報システムの運用を統括する仕事をすることにしました。この2年ほどはプログラマとしての仕事を多くしていたのですが、今後は自らプログラミングする機会は大幅に減ることになると思います。 ご存知の方もいるかもしれませんが、実は私が本部長になるのは2度目です。2005年に開発部長になり、そのまま規模を拡大して2006年に開発本部長となり、2007年に退きました。本部は違いますが、7年ぶりの再登板ということになります。略歴としては以下のようになります。 2001年12月 サイボウズに入社 プログラマとしてガルーンを開発 2005年 開発部長
Hadoop/Spark で Amazon S3 を徹底的に使いこなすワザ (Hadoop / Spark Conference Japan 2019) Hadoop/Spark で Amazon S3 を徹底的に使いこなすワザ / Hadoop / Spark Conference Japan 2019 講演者: 関山 宜孝 (Amazon Web Services Japan) 昨今 Hadoop/Spark エコシステムで広く使われているクラウドストレージ。本講演では Amazon S3 を例に、Hadoop/Spark から見た S3 の動作や HDFS と S3 の使い分けをご説明します。また、AWS サポートに寄せられた多くのお問い合わせから得られた知見をもとに、Hadoop/Spark で S3 を最大限活用するベストプラクティス、パフォーマンスチューニング、よくあるハマりど
ギーク至上主義時代にITエンジニアの働き方はどう変わるのか?:PASONA TECH CONFERENCEレポート(1/2 ページ) 2013年10月5日、パソナグループ本部(東京・大手町)でパソナテック主催のイベント「PASONA TECH CONFERENCE」が開催されました。これまで、転職支援を中心にITエンジニアのキャリアアップを多面的にサポートしてきたパソナテックは、今年創業15周年を迎えています。これを記念して開催された本イベントでは、近年のIT業界におけるワークスタイルの多様化を踏まえ、ITエンジニアが今後どのようなステージを選んで働くべきなのか、各界の識者や現役ITエンジニアなどからさまざまな提言がなされました。 本稿では、それらの中から2つのセッションを選び、その内容を紹介します。 おそろいのTシャツを披露して対談の幕開け 本イベントの冒頭では、エバーノート 日本法人
10月19日に灘校土曜講義にて、キャリア戦略に関して多様性にフォーカスして1時間半の講義をしました。講義資料を一部公開します。 参加者のみなさんがアンケートに書いてくれた感想は、全部目を通しました。一点、僕がうまく伝えられてなかったらしきところがあるのでここで補足します。 「マジック・ザ・ギャザリング」と「プログラミング」のどちらがよいか 「マジック・ザ・ギャザリングに時間をさくよりプログラミングを学ぶべきという趣旨か?」という質問がありました。いいえ、違います。 中学高校時代の時間を投資する対象として「マジック・ザ・ギャザリング」(MtG)が「プログラミング」よりも劣ると主張したようなとらえられ方をしてしまったようですが、そう主張したいわけではありません。僕がプログラミングに時間を投資したのは「将来役に立つ」とおもったからではなく、単にそれが楽しかったからです。MtGに投資している人も、
最近になって、前よりもさらに多くの方々から「データサイエンティストになりたいと思ってるんだけどどうしたらいいか」と相談されることが増えてきました。まぁ、これだけ新しいキャリアとして喧伝されていれば当然かと。。。 で、新卒ならどうしたら良いか?という話は既にしました。さすがに新卒だとデータサイエンティストを志望する人であってもそこまでスキルを持っていないのが普通*1なので、「少しでも経験を積みやすい企業に入りましょー」としか言いようがないんです実際。 しかしながら、新卒に比べて圧倒的に多いのは「今○○やっててこれからデータサイエンティストに転じたいんだけど。。。」という相談なんですよね。つまり中途というか、既に○○のキャリアの途中まで来たところでデータサイエンティストに転じよう、という。 ぶっちゃけ「データサイエンティストになれる人はなれるし、なれない人はなれない」以上のことは言いようがない
シリコンバレーに渡り、『Oracle8』の開発に従事するなど、自らハッカーマインドの体現者として活躍してきた吉岡弘隆氏は、今なお現役だ。「ハッカーになるには?」という問いに、「学び方をハックすべし」「迷ったらワクワクするほうへ」「英語に親しむ」等々、誰にでも実践しうる具体的方法論が次々に飛び出した。 ▼《楽天》技術理事 吉岡弘隆氏へのインタビュー第1弾 ハッカーマインドを育てなければ、企業もエンジニアも生き残れない―《楽天》技術理事 吉岡弘隆氏に訊く。 ハッカーになるための、具体的方法論。 オープンソースの先駆者的存在であり、エンジニア歴30年にして、今もなお技術の最前線に立ち続けている人物。それが、楽天株式会社 技術理事の吉岡弘隆氏だ。 吉岡氏いわく、時代の流れが速い業界にあって、技術者としてあり続けるために必要なことは、「ハッカーマインド」を持つこと。「ハッカー」たること。 ではハッカ
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