1985年の大阪の書店組合の調査では書店への来店頻度は、20代では毎日行く人がほぼ4人に1人いた。 ところが2025年の広島大学の調査では、もっともよく行く書店への来店頻度は「半年に1、2回」未満が6割を超えている。 前者はそもそも本屋に来ている人に尋ねているとか、後者は人口が多くて15万程度の地方都市で聞いている(通勤・通学圏内に書店がない地域、無書店自治体を含む)といった違いはある。 ただ、地方における書店利用の実情を知る上で、経産省の書店振興プロジェクトにおいて、広島大学都市・建築計画学研究室が発表した「地域コミュニティにおける書店が与える影響調査 調査報告」はきわめて興味深い。 読書の頻度、書籍の購入頻度からして意外な結果に「地域コミュニティにおける書店が与える影響調査」は日本各地の5万人未満および5~15万人の市をいくつかピックアップし、その住人合計1377人に対して実施したもの