2007年04月19日05:45 カテゴリ書評/画評/品評Media 書評 - 新聞社 すでにガ島通信あたりですでに取り上げられているかと思いきやまだのようなので。 新聞社 河内孝 本書「新聞社」は、現在新聞が抱える問題を、新聞を経営する立場から取り上げた本。新聞批判本は少なくないし、そのうちのかなりの部分は現記者ないし元記者によるものなのだが、本書は元役員の立場から書かれれており、その点が貴重である。著者の河内氏は、毎日新聞の記者からはじまって、幾度もの異動を経て最後は常務取締役という、社内の叩き上げだ。新聞「社」を書くにあたって、これほどふさわしい経歴を持つ人もいないだろう。 目次 - http://www.shinchosha.co.jp/book/610205/より抜粋 第一章 新聞の危機、その諸相 第二章 部数至上主義の虚妄 第三章 新聞と放送、メディアの独占 第四章 新聞の再生