パキスタン・カラチ(Karachi)で、自動車爆弾が爆発した現場に集まる人たち(2013年3月3日撮影)。(c)AFP/ASIF HASSAN 【3月4日 AFP】(写真追加)パキスタンの最大都市カラチ(Karachi)にあるイスラム教シーア派住民が多い地域で3日、大型の自動車爆弾が爆発し、少なくとも45人が死亡、150人がけがをした。5月に総選挙を控えたパキスタンでは、イスラム教の宗派対立が原因とみられる暴力行為が頻発している。 爆発が起きたのはカラチの住宅街アッバス(Abbas)地区で、5階建ての集合住宅2棟の前面が吹き飛んだ。そのうちの1棟で火災が発生、がれきの下敷きになった人もいた。近接するモスクから信者が帰路につく中発生したこの爆発により、何百もの店舗や住宅が激しく損傷し、被害にあった集合住宅のベランダも倒壊した。 カラチに入った政府高官はAFPに対し、「少なくとも45人が死亡、