マタニティマーク またにてぃまーく 妊娠していることを周囲に知らせるため、妊婦自身が身につけるマーク。表示することで、周囲の人が配慮を示しやすくするためのものである。妊娠初期は体調の不安定さが、外見上の変化として気づかれにくい。そのような妊婦が抱える問題を減らし、妊娠を支えるやさしい環境を整えるため、2006年(平成18)に「健やか親子21」推進検討会(事務局は厚生労働省雇用均等・児童家庭局母子保健課)がマタニティマークの運用を決定した。交通機関や職場、飲食店、公共機関などで、座席を譲る配慮や受動喫煙を防止する心遣いを呼びかけるため、一般啓発用のポスター、リーフレット、シールやマグネットなどでマークの周知をはかっている。妊婦個人が身につけるものとしては、マーク入りのキーホルダーや携帯電話用のストラップ、バッジ、シール、ステッカーを用意しており、配布を自治体や公共交通機関の事務局などが行う。