日産自動車がエンジンを供給し、米国のデルタウイング社と共同で2012年6月のルマン24時間耐久レースに参戦して注目された次世代レーシングカー、日産『デルタウイング』。同車が初めて、レースで完走を果たした。 これは10月21日(日本時間)、米国のロードアトランタで開催されたALMS(アメリカン・ル・マン・シリーズ)最終戦での出来事。6月のルマンでは不運なリタイアを喫した日産デルタウイングが、初めて完走し、5位という結果を残したのだ。 今回のレースでは、10月17日の練習走行初日、日産デルタウイングにGTCクラスのポルシェ『911』が接触。デルタウイングは横転し、壁に激突。大きなダメージを負った。 その後、デルタウイングはレース本戦に間に合わせるため、徹夜で修復作業を敢行。その結果、横転クラッシュから24時間以内という速さで、マシンは元の姿に戻った。10月19日の予選では、総合10位のタイムを