サウジアラビアの国営サウジ通信によると、同国のアブドラ国王は29日朝、エジプトのムバラク大統領に電話し、反政府勢力は「表現の自由の名の下でエジプトの治安と安定を危うくする」と非難、ムバラク氏を支持する考えを示した。 ムバラク氏は、状況は安定しているとした上で「国民の自由を食い物にしようとする者を阻止する決意だ」と述べ、反政府デモに強い姿勢で臨む姿勢を表明した。 サウジは国王一族が権力を独占する絶対君主制。エジプト同様に親米国家だが、国際社会は、表現の自由など基本的人権が尊重されていないとして批判している。(共同)