わが国に不法に入国しようとする難民船は1隻残らず追い返す──そう威勢よく公約して13年秋にオーストラリア首相となったのが、保守系の自由党党首トニー・アボットだ。政治家の公約なんて選挙が終われば紙くず同然、と思ったら大間違い。この男は本気だった。 あんなに広くて人口密度の低い国なのに、しかも国連難民条約に加入しているのに、オーストラリアは欧米先進国に比べると難民の受け入れ数が極端に少ない。「国境を守る」ためにアボットが奮闘してきたからだ。 ■「難民船の阻止」 アボットは昨年12月に議会で、「過去12カ月間、ほぼ1隻たりとも」難民船は上陸していないと語っている。だが、それを実現するために彼が何をしたかは明かさなかった。 実際には海軍が出動し、難民船の上陸を力ずくで阻んでいた。粗末な船に乗り込み命懸けで海を渡ってきた人々が正当な政治亡命者であるか否かを確かめることもなく、すべての難民船を出港地(
1 ハイライフ研究所/24 年度データマガジン 現場を見て、都市生活者の街の利用変化状況、商業・業務の集積変化を追う 東京の街は都心・副都心、郊外に関わりなく二つの大きな出来事が同時に進行している。 都心部では新しく出来上がった大型の商業を含む大型複合集客施設に人々が群がり、一方、住宅地として熟成した観 のある東京の郊外都市の商店街では、シャッターを閉じる商店や飲食店が続出し、その地域で最大の集客力があった百 貨店が消えてゆく。 半世紀以上にわたる東京都市圏の成長と拡大は、結果として、放射状に広がる近郊鉄道沿いの人口密度が高いもの の、それらの間の地域では人口密度が低くなる。すなわち、ヒトデ型あるいは星型の都市が出来上がった。そのヒトデの 蠢きが四方八方に広がり東京都市圏は拡大した。 ヒトデ型に広がりちりばめられた都市群は、四半世紀を経て、ある一定の経済力や財政力、人口規模を持つに至ってい
フィリップ・K・ディックの原作は十何年も前に2~3回読んだけれど、細部だけ覚えていて、ストーリーをいまいち覚えていない。ユダヤ人は絶滅して、ソ連はドイツに何発も核爆弾を落とされロシア人は全員断種のうえ奴隷化とかそういう細部のヒドい描写だけ覚えている。 ドラマの方は映画館から物語が始まる。その後も映画フィルムが物語のキーに。オープニングタイトルにはエーデルワイスが流れていてカッコいい。 鉤十字と総統閣下の肖像がベタベタ貼られたニューヨーク。 すっかり老けきった総統閣下。 あるミッションを受け、ロッキー山脈の中立ゾーンに向かうレジスタンス青年。 仲間のベテランっぽいオッサンたちは全員捕まり射殺か拷問に。 たった一人生き残ったレジスタンス青年はトラック野郎に変装し西へ向かうのだった。 一方西側のサンフランシスコでは…。 ど下手な日本風街頭描写。これなら『ベイマックス』のサンフランソーキョーをデザ
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