トルコ・イスタンブールで15日に予定されているウクライナとロシアの和平交渉に、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が出席しない見通しとなった。クレムリン(ロシア大統領府)が発表した出席者リストに名前がなかった。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、プーチン氏との直接交渉を呼びかけてきた。
ウラジスラフ・スルコフが、現代ロシアで最も謎めいた人物であることに異論はないだろう。ヨーロッパの中心部を荒廃させているウクライナ侵攻開始以降、彼は政治的インタビューに答えることもなければ、わずかなパブリックコメントも出すことなく、沈黙を保っている。 スルコフは、プーチンを「作った」影のアドバイザーとして、作家ジュリアーノ・ダ・エンポリの小説『クレムリンの魔術師』の元ネタとなった男である。 彼に接触し、説得するにはいくばくかの時間を要した。ロシアの政治システムの「設計者」ともいえるこの政治家はいま、20年仕えたプーチンから距離をとっている。スルコフが現在何をしているか、知る人は誰もいない。我々とのインタビューでも、彼はその質問をはぐらかした。 なぜ民主主義の理想と真逆のスルコフにインタビューをするのか? 彼は、ウクライナは「武力によってのみ占領可能な人工的な政治実体」だと宣言したが、そんな人
【インサイト】この戦争の行方を考える ロシアの戦争目的と「トランプ的なるもの」の狭間トランプ政権3週間 トランプ政権が成立してから3週間になります。 と自分で書きながら「えっ、まだそんなもんだっけ」となったのですが、トランプ政権成立は先月20日成立なわけですからたしかに3週間。まぁ昨年11月の当選以来、トランプは事実上の大統領の如く振る舞ってきましたし、さらに2026年11月には中間選挙も控えているのでとにかく猛烈なスタートダッシュを切らねばならないのだ、ということはテレビなどでも米国専門家の先生方が指摘してこられたところであります(テレビ番組に出る一つのメリットはこうして耳学問が割と蓄積できるというところです)。だから良くも悪くもとにかくトランプイズム全開でやっているのでしょう。 そうした中で7日には日米首脳会談が行われ、我が国としてはとりあえず最初の関門をどうにかこえた、という感じでし
アメリカのトランプ大統領は、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻について、ロシアが戦闘終結に向けた取り引きを成立させないのであれば、ロシアがアメリカなどに販売するあらゆるものに高い関税などを課して、圧力を強める考えを示しました。 トランプ大統領は22日、自身のSNSへの投稿で、ロシアのウクライナへの軍事侵攻について「いますぐ和解し、このばかげた戦争を止めよう。悪化するばかりだ」としました。 そのうえで「もし、われわれがすぐに取り引きを成立させなければ、ロシアがアメリカやほかのさまざまな国に売っているあらゆるものに対し、高水準の関税や制裁をかすしかない」として、ロシアが対応しなければ圧力を強める考えを示しました。 一方でトランプ大統領は投稿の中で「私はロシアを傷つけようとしているわけではない。ロシア国民を愛しているし、プーチン大統領とも常に非常によい関係を保ってきた。経済がうまくいっていないロ
キーウ(CNN) トランプ米大統領の就任演説で最も顕著だったのは、ウクライナについての言及がなかったことだ。しかしその数時間後、トランプ氏は特有の気楽でまとまりのない話し方で、ウクライナ戦争に対する自身の姿勢を明らかにした。そしてそれは、予想以上にロシアに対して厳しいものだった。 トランプ氏はホワイトハウスで記者団に対し、ロシアのプーチン大統領についてこう語った。「彼は取引をすべきだ。取引をしないことで彼はロシアを破壊していると思う」 トランプ氏はこれまでになく率直に、戦争がロシアにもたらした経済的損害に焦点を当てた。「ロシアは大きな問題を抱えることになると思う。彼らの経済を見てほしい。ロシアのインフレ率に注目すべきだ」と述べ、10%に近づいている物価上昇率を指摘した。「私は彼(プーチン氏)とうまくやっていた。彼が取引をしたいと望んでいることを願う」 さらにトランプ氏は、戦争でのロシアの死
軍事航空、ISR、 無人機、サイバー、宇宙、安全保障、最新技術....防衛産業、軍事航空、軍用機、防衛関連宇宙開発等の最新技術動向を海外メディアからご紹介します。民間航空のニュースは「ターミナル1」をご覧ください。航空事故関連はT4へどうぞ。無断転載を禁じます。YouTubeでご利用の際はあらかじめご連絡ください。 プーチンは体調不良で死につつあるのだろうか? ロシアのプーチン大統領がガンに冒されているという報道を覚えているだろうか?ウクライナ戦争が始まった後、その噂が最も根強かった。 プーチンががんと診断されたとか、パーキンソン病にかかったとか、心臓発作や脳卒中のダメージを受けてかろうじて生きているとか、そういう話だった。 プーチン死去の報道はかなり誇張されていたと言っていい。筆者は当時、これらは単なる噂や臆測にすぎず、プーチンは戦争の緊張から疲弊していただけだろうと書いた。 プーチンは
【インサイト】プーチン政権5期目の行方と国防大臣の交代悲願としての5期目大統領就任式会場に入場するクレムリン連隊 5月7日、プーチン大統領の任期が5期目に入りました。 プーチンが大統領になったのは2000年のことですから、もう24年もロシアの最高権力者をやっていることになります。首相に退いていた2008-12年を除いても20年。もういい加減満足したらどうかと思うのですが、今回始まった5期目の任期は2030年まで続くことになっていますから、少なくもそれまでは権力を手放すつもりはないのでしょう。 さらに2020年に改正された憲法の規定では、プーチンは2030年の選挙にも出られることになっています。こうなると2036年までプーチン、という未来も見えてきそうです。21世紀の実に3分の1がプーチン時代。プーチン政権下で生まれた若者が、大学を出て就職して家族を持っても、大統領はまだプーチン、ということ
対応遅くプーチン氏に批判 国民は献血行列―モスクワ乱射 2024年03月24日19時46分配信 23日、モスクワで国民向けに声明を出すロシアのプーチン大統領(AFP時事) ロシア・モスクワ郊外の銃乱射事件を巡るプーチン大統領の対応が遅かったと一部で批判が出ている。2004年に北オセチア共和国ベスランで人質330人以上が死亡した学校占拠事件以来、過去20年間で最多の犠牲者を出す惨事となったが、発生から約19時間も姿を見せなかったためだ。 ISが動画公開 実行犯2人を殺害―ロシア乱射・火災で152人死亡 今月中旬の大統領選までは国営テレビが連日プーチン氏の公務の様子を放映し、通算5選に向けたアピールに余念がなかった。だが22日の事件直後は大統領府が「プーチン氏はすぐに報告を受けた」と発表するのみ。23日未明に声明を出すと国営メディアが予告したが、誤報として訂正された。 代わりに23日昼まで旧ソ
(CNN) モスクワ郊外のコンサート会場を襲った武装グループの銃乱射などで多数の死傷者が出た事件で、プーチン大統領が在モスクワ米大使館が事前にテロ攻撃の潜在的な発生を警告していた声明に触れ、「挑発行為」と軽視していたことが24日までにわかった。 米大使館の警告は今月7日に出されていたが、プーチン氏は19日の連邦保安局(FSB)での演説で、「あからさまな威嚇同様の行動」と断じていた。 「我々の社会を脅し、不安定にする意図を抱いたような行動」とし、「あなたちはこのことを十分知っているだろうし、この段階では詳しくは立ち入らない」と述べていた。 襲撃事件は22日に起きていた。 米大使館は7日の警告で、「今後48時間は多人数が集まる場は避けるべき」と促し、「過激主義者はモスクワで多人数が集合場所を狙った差し迫った計画を持っている」と続けていた。
プーチン氏、欧州15カ国で敗北 ロシア大統領選の在外投票 2024年03月21日07時36分配信 大統領選の在外投票のためチェコのロシア大使館に集まった人々=15日、プラハ(EPA時事) ロシアの独立系メディアは20日、大統領選で通算5選を果たしたプーチン大統領が、欧州15カ国とアルゼンチン、パラグアイ、イスラエルの在外投票で敗北していたと伝えた。これらの国々では、4年前に誕生した政党「新しい人々」のダワンコフ下院副議長が「受け皿」として得票1位となった。 「戦争反対」女性、8日間の拘束処分 投票用紙に書き込み―ロシア大統領選 獄死した反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の支持者らは、無効票を含む「反プーチン」の投票行動に加わるよう国内外に広く呼び掛けた。特に反ロ感情の強い東欧の在外投票所では長い行列ができた。 タス通信によると、在外投票総数は38万票以上で、無効票は6.8%もあった。中
中国の習近平国家主席。中国・北京で(2024年3月11日撮影)。(c)GREG BAKER / AFP 【3月18日 AFP】中国の習近平(Xi Jinping)国家主席は18日、ロシア大統領選で通算5選を決めたウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領に祝福のメッセージを送り、勝利は「ロシア国民の支持を完全に反映したもの」と述べた。国営中国中央テレビ(CCTV)が報じた。 ロシア通信(RIA)は、99%の投票所が集計した結果、プーチン氏は87.33%の得票で圧勝したと伝えた。 中国のCCTVによると、習国家主席は「再選は、ロシア国民からの支持を完全に反映したものだ」とし、「近年、ロシアの人々は団結して困難を克服し、国の発展と再生に向けて着実に前進している」と述べた。 また「中国は、ロシアとの関係発展を重視しており、緊密なコミュニケーションを維持し、(両国関係の)持続的で
3月18日、ロシアのプーチン大統領(写真)は、北大西洋条約機構(NATO)と直接衝突すれば第3次世界大戦の一歩手前を意味すると警告した。大統領選勝利を受けて記者会見した。写真はロシアのモスクワで撮影(2024 ロイター/Maxim Shemetov) [モスクワ 18日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は18日、北大西洋条約機構(NATO)と直接衝突すれば第3次世界大戦の一歩手前を意味すると警告した。大統領選勝利を受けて記者会見した。 ウクライナへの将来的な地上部隊派遣を排除しないとしたマクロン仏大統領の発言や、ロシアとNATOの衝突の可能性について問われ、「現代世界では何でもあり得る」と回答。「全面的な第3次世界大戦の一歩手前になるのは誰の目にも明白だ」と述べた。そうしたシナリオを望む人はほとんどいないとの見方も示した。
ロシアの大統領選挙は17日に開票が終了し、プーチン大統領が87%余りの得票率で圧勝しました。 国営メディアは得票率、投票率のいずれもロシアの大統領選挙としては過去最高だと伝えていますが、欧米からは公正な選挙ではないという批判が相次いでいます。 今月15日から17日にかけて投票が行われたロシアの大統領選挙は中央選挙管理委員会によりますと開票が終了し、プーチン氏は7627万票余りを獲得し得票率は87.28%で、ほかの候補を圧倒して勝利しました。 投票率は18日の時点で77.44%で国営メディアは、旧ソビエト崩壊以降のロシアの大統領選挙で得票率、投票率のいずれも最も高くなったとしています。 首相時代を含めておよそ四半世紀にわたって実権を握り続けてきたプーチン氏は、大統領としては、通算5期目に入ることになります。新たな任期は、2030年までの6年間です。 極東の中心都市ウラジオストクではプーチン氏
イギリスの対外情報機関「MI6」のトップは19日、ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアのプーチン大統領について、「明らかに苦境にある」という見方を示したうえで、体制に不満を抱くロシアの人たちに情報の提供など協力を呼びかけました。 MI6のリチャード・ムーア長官は、アメリカの政治専門サイト「ポリティコ」が19日にチェコの首都プラハで開いた催しに出席しました。 この中で、ロシア国内で先月、民間軍事会社ワグネルが起こした武装反乱について、「驚くべきことだった。MI6の長官にとっても、誰がプーチン大統領の味方で、誰が味方ではないのか見極めるのは難しい」と述べました。 そして、「プーチン大統領は明らかに苦境にある。ワグネルの代表プリゴジン氏は、いわば彼が作り上げた存在だったが、それでも反旗を翻した」と指摘しました。 さらに、ロシアの軍事侵攻が始まって以来、体制に不満を抱く多くのロシア人から情報の提供
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領(左、2023年6月23日撮影)とワグネル創設者のエフゲニー・プリゴジン氏(2017年7月4日撮影)。(c)GAVRIIL GRIGOROV and Sergei ILNITSKY / SPUTNIK / AFP 【7月10日 AFP】(更新)ロシア大統領府は10日、民間軍事会社ワグネル(Wagner)の武装反乱後の先月29日に、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領がワグネル創設者のエフゲニー・プリゴジン(Yevgeny Prigozhin)氏と首都モスクワの大統領府内で会談していたと明らかにした。 大統領府のドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)報道官は、プーチン大統領は「6月24日の出来事(ワグネルの反乱)について自らの見解を述べ、(ワグネルの)幹部の説明にも耳を傾けた」と述べた。 ペスコフ氏によると、ワグネルの複
<亡命中のロシアの元石油王ホドルコフスキーは、反乱の間ずっとプーチンの動向を追っていた。プーチンは、身の危険を感じてあるところに隠れていた可能性が高い> ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は民間軍事会社ワグネルの創始者エフゲニー・プリゴジンが率いた反乱の間、首都モスクワから逃亡していたという情報を本誌は入手した。 【写真】プーチンの愛人とされるクリボノギフと、彼女が所有する超豪華マンション ロシアのオリガルヒ(新興財閥)で、プーチンの不興を買うまでロシア最大の資産を誇った元石油王のミハイル・ホドルコフスキー(現在はイギリスで亡命生活を送る)は、1日足らずで終わった6月24日の「プリゴジンの乱」の間、プーチンがどう動くか注視し、情報提供者と連絡を取っていたという。 まず、情報源の1人がプーチンは飛行機でモスクワを発ったと知らせてきた。行く先は、モスクワから約400キロ、ロシア北西部のトベリ
「1週間前に比べれば、プーチン大統領が失脚する可能性は高まっている」 ロシアで起きた民間軍事会社ワグネルによる武装反乱について、こう指摘するのは去年9月までアメリカの駐ロシア大使を務めたジョン・サリバン氏です。 プーチン政権の動向やプリゴジン氏のロシア国内外での活動を注視してきたサリバン氏は今回の事態をどう見ているのか。今後、ロシアはどうなるのか。詳しく聞きました。 (ワシントン支局記者 渡辺公介) 前駐ロシア大使 ジョン・サリバン氏とは アメリカ外交のナンバー2の国務副長官などを歴任し、2019年12月から2022年9月まで3年近くにわたって駐ロシア大使を務めました。 駐ロシア大使就任式に臨むサリバン氏とプーチン大統領(2020年 クレムリンにて) モスクワでプーチン政権の動向を見続け、ウクライナ侵攻後もアメリカの対ロシア外交を最前線で担ったサリバン氏にインタビューしました。 ※以下、ジ
[モスクワ 28日 ロイター] - ベラルーシのルカシェンコ大統領は、ロシアのプーチン大統領が武装反乱を起こした民間軍事会社ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン氏の「抹殺」を一時企てたが、説得して思いとどまらせた、と明らかにした。ベラルーシの国営メディアが28日、軍高官や記者団にルカシェンコ氏が語ったプーチン氏との切迫したやり取りの詳しい内容を伝えた。 プーチン氏は当初、ワグネルの反乱を武力鎮圧すると表明したが、結局はルカシェンコ氏が間に入る形で態度を軟化させ、プリゴジン氏やワグネルの戦闘員がベラルーシに出国することに同意した。プリゴジン氏も矛を収め、モスクワへの進軍を停止してワグネルの部隊に宿営地への撤退を命じた。
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