ユーザーの知らない間に「ゾンビ」コードと呼ばれる悪質なプログラムのホストになってしまうPCが驚くべき勢いで増えていることが、新たに発表された調査レポートで明らかになった。 ウイルス対策ソフトウェアメーカーのMcAfeeによると、4月から6月の3ヶ月間にゾンビ(あるいは「ボット」)関連のインシデントが1万3000件見つかり、1-3月期の4倍に達したという。同社では、今年上半期にゾンビプログラムやスパイウェア、アドウェアに悪用されたマシンの数が、昨年1年間の合計を63%上回ったと見積もっている。スパイウェアやアドウェアは、ボットよりも発見しやすく、報告例の数でもこれを上回る。 コンピュータセキュリティの専門家らは昨年、個人と法人の両方に対してゾンビネットワークの脅威が高まっていることを明らかにした。専門家らによると、これらのプログラムはチャットルームサーバやファイル共有ネットワークを介して無防