【シリコンバレー時事】米国家安全保障局(NSA)がインターネット上の個人情報を広範に収集していた問題で、交流サイト(SNS)最大手の米フェイスブックは14日、米政府機関から2012年下期(7〜12月)に9000〜1万回の顧客情報の提供要請があったと発表した。一方、米マイクロソフト(MS)も12年下期に6000〜7000回の要請を受けたことを明らかにした。 フェイスブックやMSなど米IT大手は、政府機関に無制限に顧客情報を提供しているとの疑惑が浮上したことを受けて、要請件数などの公表を認めるよう政府に要求。政府が公表を認めたことを受け、件数を公表した。政府への情報提供の透明性を高めることで、プライバシー侵害に対する不安を払拭(ふっしょく)する狙いがある。