非常にセンセーショナルな内容の映画でした。 舞台はタイ。 臓器移植が生きたままの子供を使ってやられているという情報を手に入れた主人公、江口洋介がタイ中を飛びまわり、事件について追求していくという物語。 この映画では、幼児売春、生きている子供から臓器をぬきとり、そのまま臓器移植に使用する光景、役に立たなくなった子供を生きたままごみ収集者に突っ込む、という目を覆いたくなるような内容でした。 売春で男の子、女の子を買う大人は、西欧・日本人を中心に描かれていました。 おそらく、するっと忍び込む、西欧・日本のネオリベという名の「お金の魔力」を描きたかったのでしょう。 この映画を見て思ったこと。特に社会学をプロパーとしているものとして、二つの感想を抱きました。 ① 社会学者に正義はいらないのか? ② ネオリベという思想を現前としたとき、お金でしか物事が解決しないのか。 という二点です。 ① については