■暗殺論争についに終止符 クライマックスを迎えつつある大河ドラマ「龍馬伝」。話題は「龍馬暗殺の黒幕は誰か」ということに絞られてきました。 龍馬の暗殺といえばこれまで新撰組、紀州藩、薩摩藩などさまざまな黒幕説がささやかれてきました。また毎年のように新説が発表されてもいます。しかし、どの説も定説にはならず今日に至りました。 それら諸説を次々に論破しつつ、もはや覆しようもない一つの「解答」を導き出したのが本書です。 あえてこの難題に挑み、龍馬暗殺の「最終解答」にたどり着いたのは、映画化されるベストセラー『武士の家計簿』などの著作で知られる磯田道史(みちふみ)さん。茨城大学の日本史の准教授であり、丹念な史料の読み込みと軽妙な語り口から“平成の司馬遼太郎”との呼び声が高い先生です。
12月20日(月)午後4:05〜<総合> 21日(火)午後4:00〜<BS2>で再放送予定です。 ニュースや特別番組等の影響で、放送時間変更や休止の場合もございます。ご了承ください。 磯田道史(歴史学) 映画化され話題の「武士の家計簿」。その原作者である磯田道史茨城大准教授(日本史学)は、家計簿やちょっとしたメモ書き、私信など、見過ごされがちな史料から人々の「つぶやき」を聴き、知られざる歴史の実像をあぶり出す名人だ。幕末の下級武士がつけていた家計簿を詳細に分析し、侍はどのくらいの給料をもらい、何にお金を使い、どんなものを食べていたのか、そのリアルな生活実態をはじめて明らかにした。侍は出世するほど借金がかさみ、ローン地獄に陥っていたこと、1ヶ月の間に家財道具や着物などあらゆるものを売り払って1千万円あまりのお金を作り、借金の返済に充てていたことまで分かったのだ。 稀代の古文書ハンター
2010/12/157:0 必要に迫られて学んだバランスシート 高橋洋一 1バランスシートとは *数学屋は会計を知らない? 最初になぜ私がバランスシートに着目したのかをお話ししておきたいと思います。 多くの場合そうだと思いますが、人は具体的な目的がないままに勉強するときよりも、どうしてもやらなければならない事態に追い込まれたときのほうがよく頭に入るものです。私の場合も、二八年間の官僚生活のなかで、会計や財務に深く関わらなければならない仕事に二度出くわしました。そこで集中的に勉強することができ、ここで獲得したバランスシートの発想や手法はその後の仕事に大いに役立ちました。 現在では、「大学では、英語と会計・簿記だけはしっかり学んでおきなさい」というのが私の持論であり、学生たちにも繰り返し説いています。逆にいえば、これを身に付けないまま社会に出て、大きなハンデを背負う人が多いということでもあり
去年の暮れから正月3ヶ日まで、ペーター・タック著、甲斐克則編訳『オランダ医事刑法の展開―安楽死、妊娠中絶・臓器移植』(2009年、慶応大学出版会)の書評の原稿を書く仕事に集中し、1月4日に終了して、原稿を送りました。今年の初仕事です。 オランダの安楽死については、すでに日本でも多くの紹介がありますが、妊娠中絶や臓器移植の問題を含めて、いわゆる「オランダ方式」の特色をまとめたところに本書の魅力があります。タック教授は、随一の知日派で、日本にも親交のある学者が多く、私自身もかつてタック教授の著書を共訳したことがあります(タック『オランダ刑事司法入門』2000年、成文堂)。 本書でタック教授は、オランダでは安楽死法(2001年)で事実上「殺害を認可」したものであるという一般の評価が偏向した「誤解」に基づくものであることを証明するために、オランダにおける安楽死の長い論議の過程を丹念にフォローし、判
オランダ、“安楽死法”に続いて“自殺幇助法”も可決の流れへ2010年03月11日14時00分 / 提供:photo:andrew.stichbury. 医師の手によって確実に死にたいという方はオランダへ行こう。オランダが2002年に可決した“安楽死法”に続いて“自殺幇助法”も可決しようとしている。 1973年以降オランダで活発になった“正当なる死”キャンペーンは、病気の末期症状の患者が楽になりたいと希望する“安楽死”を乗り越え、“自由意志による死”を認めさせようとしている。国民によるサインの数は10万を超え、“自殺幇助法”は議会に提出された。 オランダではこの10年間において安楽死を選んだケースが最大で2,500件あり、その数は以前に比べて10%も上昇している。“自殺幇助法”は、70歳以上であればどんなに健康な人であっても、希望すれば“確実に死ぬ”ことができるという。可決された場合、生きる
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