「タイムブロッキング」というライフハックがあります。 これは「特定の時間枠に、特定のタスクを割り当てることで、一日を最大限に活用する」というもの。要するに、タスクをスケジュール帳に書き込み、それに従って1日を送るという意味です。 もちろん漫然とではなく、時間帯ごとの自身のエネルギーレベルや、私生活との兼ね合いなど考えながら、スケジュールを組み立てていきます。 ジョージタウン大学のカル・ニューポート准教授(『超没入』や『SLOW 仕事の減らし方』の著者)といった著名人も実践し、今では多くのビジネスパーソンが、このやり方を取り入れています。 筆者も、2週間先までのあらゆるタスクを、Google カレンダーにタイムブロックしていました。 筆者のタイムブロッキングの例Screenshot: 鈴木拓也 via Google カレンダー もはやストレスしか感じなくなった理由そうして数年経った昨年末、こ
こんにちは、ネオセールスカンパニーCTOの菊池(@_pochi)です。 1月にリリースした 「アポドリ 」 は、大変ありがたいことに多くの反響をいただいています。本記事では、その開発を通じて得た、「作らない」ことが成功につながる理由 についてお話しします。 apodori.ai 本記事では、アポドリの開発を通じて学んだ、「いかに作らないか」という反直感的なトピックについて書いていきたいと思います。 AIエージェント開発で後回しにすべきもの 業務A、業務B、業務Cという連続する3つの業務からなる一連のワークフローを実行するエージェントの例を考えます。 AIエージェントは、上図のように人間の実行指示を受け、思考を伴う複数業務を遂行し、アウトプットを返します。図に示した要素の中で、アポドリの開発においてギリギリまで実装しなかった要素があります。それは以下の2点です。 操作画面 : 処理の進捗表示
スタートアップのメンタリングをしていると、しばしば「全部を自分で作りたい病」に遭遇する。 作っちゃダメ!スタートアップのリソースは有限スタートアップはリソースが限られている。だからこそ、本当にコアな価値に集中する必要がある。開発・経営リソースは 競争優位性を生む部分に集中投下すべき であり、それ以外は可能な限り外部のリソースを活用するのが賢明だ。 しかし、現場ではこうした言葉をよく耳にする。 「このツール、使いにくいから自作しよう」 「このツール、高すぎるから開発しました」 「微妙に業務と合わないので、社内で作りました」 一見合理的な判断に思えるが、実際には 大きな落とし穴 となり、中長期的に技術負債を抱えることになる。 ほっとけばGAFAが解決する課題は作るなもし、その機能や仕組みが 半年〜1年でGAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)などの大手が提供しそうな
ぼくはAmazonのシアトル本社でセールの機能を開発している。Amazonでお買い物をしていると「30%引き」や「20%オフ」のようなディスカウントを発見して喜んでくださっている方もいると思うけれど、あのディスカウントを提供する仕組み自体が一つの大きなプロダクト(システムと言ってもいいかな)になっている。そしてそれを支えるためにシアトル、バンクーバー、ベルリン、バンガロールにまたがるグローバルなチームによって開発・管理している。 そんなわけでぼくはPM (プロダクト・マネージャー) として日々セール機能に関するプロジェクトを回している。たくさんの刺激的で興味深いプロジェクトに恵まれてきたわけだけど、その中で一つとても記憶に残るプロジェクトがあった。 それは「定期おトク便」に関するものだ。定期おトク便というのは、平たくいうと日頃からリピートして買う商品(例えば飲料水や洗剤のような日用品)につ
佐々木恭子 12月19日発売の「女性セブン」(小学館)、同月25日の「スポニチ」、翌26日の「週刊文春」(文藝春秋)に性加害疑惑、女性との深刻トラブルを報じられた中居正広さん。 9000万円もの巨額解決金を支払ったという同トラブルの被害者は、正式に名指しこそされていないものの、昨夏にフジテレビを退社した渡邊渚アナウンサーでほぼ特定されている。 1月7日の「週刊文春 電子版」(文藝春秋)では、渡邊(記事中ではX子、以下同)さんが被害後すぐに複数の幹部社員とアナウンス室部長だった佐々木恭子アナに報告していたことを詳報。 佐々木さんは「大変だったね。しばらく休もうね」と渡邊さんに言うだけで、問題解決のために動くことはなく、トラブルに大きく関与した編成幹部Aさんに掛け合ったり、Aさんの処遇について上層部に報告・相談することもなかったという。 それどころか、渡邊さんに対し「Aさんには、このことを相談
次世代の変革をリードする20~30代のハイクラス向けキャリアアップ支援サービス「MELIUS(メリウス)」のマネジメントセミナーに、元マッキンゼーで現在はMELIUS事業責任者を務める田中直道氏が登壇。実務の現場で直面する優先順位づけの2つの壁や、優先順位をつける上で考慮すべき2軸などを語りました。 打ち手の作るための「課題の優先順位づけ」田中直道氏(以下、田中):よろしくお願いします。田中です。現在、「MELIUS」というハイクラス向けの人材紹介事業を立ち上げ、責任者をしています。 まずは簡単に自己紹介をさせていただきます。この事業は2023年5月頃に立ち上げたサービスです。私は、この事業を始める前はマッキンゼーというコンサルティングファームに新卒で入り、約6年間コンサルタントとして活動していました。その間、1年間だけ小売業のイオンに転籍し、事業会社も経験しました。結果的に、これまでのキ
トヨタ自動車の内山田です。 事務局からは,「これからの日本のものづくり」といった内容で講演してほしい,という依頼がありました。私もこれまでに,いろいろな会社の方と話をしたり,また実際のものづくりの現場も見せてもらったりしてきましたが,一言でなかなか共通するようなものづくりというのはありません。それぞれ違う造り方をしていますし,違う生産に対する戦略を持っています。そこで,抽象論で話すよりは,我々が実際にどのように考えているかということを,多くの事例と共に紹介した方が,何か参考にしてもらえるのではないかと思いました。今日はトヨタ自動車が考えている日本のものづくり,ということに特化して紹介します。 今日は以下の三つのテーマでお話いたします。 (1)グローバル生産の現状と課題 (2)国内生産の役割 (3)持続的成長力確保のために~トヨタウェイに基づく内製モノづくり力強化~ 海外生産が国内生産を上回
はじめに @dora_e_m さんのエントリがあまりに素敵だったので、僕も感化された "割り込みタスク × マネージャー" のネタを書くことにしました。 note.com このエントリでは、エンジニアとデザイナーのマネージャーをしている筆者が、メンバーから「割り込みタスクが多くて困っているんですがどうしたらよいでしょう」と相談されたときにするアドバイスをまとめました。ちなみに全て実際に体験したことです。 ※必ずしもこれら2職種でしか適用できない内容ではないですが、発想・解決のしかたが開発に依るところが大きいです。 なお、アドバイスの内容は個人でできるライトなものからタスクの依頼主に働きかけが必要なヘビーなものまであり、実際にアドバイスする順に並べるとこのようになります。 [個人] 割り込みタスクの優先度を過剰に高くしすぎていませんか [個人] 割り込みタスクにかけている時間はどれくらいです
ハラボーン @haraborn2017 さすが、区長が変わるとこうも変わるといういい例。 ベルギーをはじめヨーロッパの多くの公園のように、日本の公園も庶民がくつろげる場になって(戻って)ほしいと、心から願っています。 x.com/kokamishoji/st… 2024-07-28 20:14:41
この記事は前作 開発生産性の可視化サービスから何を見いだして何ができるのか、あるいはすべきで無いこと に続き、開発生産性へのスタンスを整理したい2作目です。 効果・成果よりも効率を優先することは生産性か? 開発生産性と言いながら単なるアクティビティの量や時間を見て効率改善を志してしまういくつかの状況、一部の風潮に対して疑問を呈したい。 例えば、PRやイシューの起票数などアウトプット量の高低に一喜一憂する 例えば、変更のリードタイムやデプロイ頻度の増進を過度に重視する 例えば、サイクルタイムの各時間を人間の努力のみで短縮しようとする それにも関わらず、開発がもたらしたユーザーへの効果やビジネス上の成果に無関心というのは順序おかしいよね、という話。 などと考えていたら開発生産性カンファレンス2024 - 登壇資料まとめ|610を見る限り、近しい主旨の論説を散見するに至り、もしかしたら世間の議論
Deleted articles cannot be recovered. Draft of this article would be also deleted. Are you sure you want to delete this article? 更新履歴 2024/6/28 ネットワーク遮断の是非について追記しました。 はじめに とあるセキュリティインシデントにおいて、サーバを電源ケーブルごと引き抜いたという対応が行われ、X(Twitter)ではこの対応について賛否両論が見られました。このうち電源を入れたままにすべきという人の意見には、「マルウェアの中にはシャットダウンすることで自分自身を削除し、感染痕跡を削除するものがある」「メモリを調査すべきなのでシャットダウンすべきではない」のような意見が見られました。 本記事では実際にメモリからどのような情報がわかるか、そしてメモリダン
USB利用可、ログチェックなし、監視カメラなし、IDは共有――。そんな杜撰な環境を放置し、1人の派遣社員が10年間も個人情報を抜き取り放題にして、名簿業者に末端顧客情報のべ3千万件を漏えいさせたNTT西日本。通信の秘密を誰よりも理解していなければならない通信会社が、規格外の愚鈍ぶりを露呈させた。日本政府が筆頭株主とあって、何をやらかしても潰れない“親方日の丸・政権癒着のんびり体質”で、誰も責任をとらず、いつ辞めてもよい62歳の社長(森林正彰・2022年就任)が、2024年3月末で少し早めに退任し、形式的に体裁を整えただけ(報酬カットもなし)。社歴10年超の技術系総合職社員(30代)が、ガバナンスの欠如した無責任企業の現場実態を語った。 Digest 同一労働三重賃金 派遣から搾取する構造 「ゲートキーパー」存在せず 「ウチ、なんの会社だっけ?」USB可、ログチェックなし 周辺事業の品質基準
はじめに 先日、空港送迎のシェア乗りサービスの空席を埋めるための時刻表機能をリリースしました。 構想は昔からあったのですが、ようやく開発を進めて世に出すことができました。 ここではその機能概要やシステムについて説明します。 時刻表について NearMeではユーザー同士がタクシー/シャトルの車両をシェアして乗車するサービスを構築してきました(※同じシェアですが、昨今、ドライバー不足で議論されている"ライドシェア"は一般ドライバーと乗客のマッチングによるもので、それとは異なります)。 特に、空港送迎のような事前に予約するシナリオにおいて運行効率を高める機能を作ってきました。 ユーザー同士のマッチングを最適化したり(参考、参考)、 車両と運行のマッチングも最適化して密な運行セットを作ったりしました(参考)。 また、既にある運行の空席を埋める施策として、時間をずらしたら乗れるというレコメンド機能も
ソフトウェアテストやテスターに関する話題やテスト管理ツール TestRail のトピックをお伝えします。 この記事はPeter G Walenによるゲスト投稿です。 これは、ソフトウェアテストに携わる誰もがいつかは経験することです。仕事が山のようにあり、大量のシナリオやテストを片づけなければならないが、たとえ自分やチーム全員が1日24時間働いたとしても、すべてをテストするのはとうてい不可能。私が関わるほぼすべての組織やチームでこういった問題を目にします。完了しなければならないことが山のようにあり、顧客に約束したデリバリー期日に間に合うようすべてのテストを終わらせるのは不可能です。さまざまな「アジャイル」環境で働く人たちもよく似た、あるいはまったく同じ課題に直面します。それは、つまりは「何もかもテストしろ」という要求です。 ただし、現実においては、何もかもテストするのは単純に不可能です。 ど
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