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hharunagaのブックマーク (12,838)

  • 魅せられて : 作品情報・キャスト・あらすじ・動画 - 映画.com

    解説・あらすじ 「ラストエンペラー」のベルナルド・ベルトルッチが15年ぶりに故郷イタリアでメガホンをとり、ひとりの少女が性を通して大人へと成長していく姿を瑞々しくつづった青春官能ドラマ。 ニューヨークで暮らす19歳のルーシーは、亡き母が遺した一編の詩をきっかけにイタリアのトスカーナ地方を訪れ、母の旧友である彫刻家夫の家に身を寄せる。ルーシーはかつて母が青春時代を過ごしたこの土地で、自分の当の父親を探し出そうとしていた。そんな彼女の可憐で無邪気な振る舞いに、周囲の男たちは次々と魅せられていく。 「アルマゲドン」「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのリブ・タイラーがブレイクするきっかけとなった作品で、キャリア初期のレイチェル・ワイズやジョセフ・ファインズも出演。 1996年製作/119分/アメリカ・イギリス・フランス・イタリア合作 原題または英題:Stealing Beauty 配給:キン

    魅せられて : 作品情報・キャスト・あらすじ・動画 - 映画.com
    hharunaga
    hharunaga 2025/06/01
    リヴ・タイラーはイタリアの広々とした田園地帯にやって来て変わっていくわけだが、初体験の場面では暗闇で周りが見えないのも面白い。登場人物の多くが英伊仏語を話す富裕層でインテリ?っぽいのはベルトルッチらし
  • <書評>『スティグリッツ 資本主義と自由』ジョセフ・E・スティグリッツ 著:東京新聞デジタル

    著者のスティグリッツは今やアメリカで最もラディカルな経済学者である。私が経済学を学び始めた頃のスタンダードはサミュエルソンだった。ところが最近、マンキューという高名な経済学者がサミュエルソンを「中道左派」と呼んでいる文章にぶつかった。この数十年間の世の中の右傾化の反映でもあるが、サミュエルソンより急進的な現在の著者は「左翼」と呼ばれているのかもしれない。 さて、書で著者が言いたかったことは、今こそ新自由主義の時代を終わらせねばならないという一言に尽きる。書のまえがきには、政治哲学者バーリンの有名な言葉が引用されている。「オオカミにとっての自由は、往々にしてヒツジにとっての死を意味する」と。 フリードマンやハイエクの経済思想を「新自由主義」とだけ片づけるのは少し誇張を含んでいるが、そのエピゴーネン(追随者)たちが現在、新自由主義や市場原理主義と呼ばれている思想を広めたことは間違いない。著

    <書評>『スティグリッツ 資本主義と自由』ジョセフ・E・スティグリッツ 著:東京新聞デジタル
    hharunaga
    hharunaga 2025/06/01
    “著者が言いたかったことは、今こそ新自由主義の時代を終わらせねばならないという一言に尽きる。…「オオカミにとっての自由は、往々にしてヒツジにとっての死を意味する」”。評:根井雅弘。
  • 発酵発芽玄米 - 毎日のごはんで乳酸菌生活はじめませんか

    発酵発芽玄米は、白米を炊く時にひとさじ加えるだけでおいしく炊ける、発酵品。おいしい造り酒屋の伝統的な匠の技術を使った特許製法で、発芽させた玄米を発酵させました。玄米由来の植物性乳酸菌を普通の玄米の約10万倍まで増やしました。毎日べるごはんで気軽に腸活、免疫力アップ。

    発酵発芽玄米 - 毎日のごはんで乳酸菌生活はじめませんか
    hharunaga
    hharunaga 2025/05/31
    発芽玄米を発酵させることで乳酸菌などの栄養価がさらに増すという。米1合に10g混ぜて炊けばいいみたいだから、金額もそれほどにはならないようだ。
  • 「建築を見る技術」書評 創造的に味わう「見立て」の提案|好書好日

    「建築を見る技術」 [著]坂牛卓 建物を、使いやすさ、耐久力、美しさの三つ(用・強・美)の視点から見るのが「プロの建築の見方」。それらは計画学、環境学、構造力学、美学などの学問分野で講じられるものだという。 著者は建築家であり、大学で教鞭(きょうべん)も執る「プロ」であるが、書は一般人が建物そのものをより深く創造的に味わい楽しむためのべつの見方――「見立て」を提案する。建築を、類似点や共通点のある異分野のものに見立て、一方にある特徴が他方にもあり得るのではないかと類推することで新たな発見ができるというのがその趣旨だ。 たとえば、「人の身体を包む」という共通点から、建築=服と見立てる。その観点で相互的に論じられる、建築家妹島和世の空間デザインとアンリアレイジの森永邦彦の服。服であるかのように意図的に小さく作られた茶室や坂一成の町家と、肉体と服の間に空間を含むコム・デ・ギャルソンの川久保玲

    「建築を見る技術」書評 創造的に味わう「見立て」の提案|好書好日
    hharunaga
    hharunaga 2025/05/31
    「(服に見立てる他)同様に、建築を食、人間、自然、アート、音楽、広告に見立てる。自然や食物の腐敗や発酵の項を読むと、昨今話題の建築物の劣化も別の捉え方ができる気がしてくる」。評:望月京。著:坂牛卓。
  • 「反共と愛国」書評 民社党の系譜を追った労作|好書好日

    「反共と愛国」 [著]藤生明 新進党への合流に伴って民社党が消滅したのは今から30年以上前。書は、バランスの取れた記述によって、その民社党の成立と解党までの経緯を整理し、その後の「新しい歴史教科書をつくる会」等の保守運動に連なる同党の系譜を追った労作だ。労働組合を支持母体としていた民社党は「反共」を旗印に躍進したが、その政策は多分に保守的であり、時に「行革与党」すら看板に掲げた。自民党の立場との違いも曖昧(あいまい)で、労働運動と右派の共棲(きょうせい)を可能にしたのは、反共という一点のみだったように評者には思えた。共産主義の脅威が現実味を失うと、必然的に党勢は衰えていった。 だが、反共は今でも時々、頭をもたげる。著者は、現在の連合が、反共を理由に労働組合の真のナショナルセンターになり得ていないと手厳しい。 現在の国民民主党を民社党に準(なぞら)える向きもあるようだが、両者は労働組合の支

    「反共と愛国」書評 民社党の系譜を追った労作|好書好日
    hharunaga
    hharunaga 2025/05/31
    「著者は、現在の連合が、反共を理由に労働組合の真のナショナルセンターになり得ていないと手厳しい。現在の国民民主党を民社党に準(なぞら)える向きもあるようだが、両者は労働組合の支援など異なっている面も多
  • 書評『ルペンと極右ポピュリズムの時代』渡邊啓貴著 - 日本経済新聞

    2025年1月、フランスの極右政党・国民戦線(現・国民連合)を長年にわたり率いてきたジャン・マリ・ルペンが96歳で死去した。雑多な右翼勢力の寄り合い所帯だった同党を政治の表舞台に引き上げ、02年には大統領選で決選投票に進出して衝撃を与えたルペンの名は、その執拗な反ユダヤ主義、排外主義とともに、「極右」を示す一種のシンボルとして国際的にも知られている。そしてこのルペンを敬愛し、支え、党首の座を受

    書評『ルペンと極右ポピュリズムの時代』渡邊啓貴著 - 日本経済新聞
    hharunaga
    hharunaga 2025/05/31
    “著者は…「極右が穏健化した」との安易な見方を戒める。反移民、反イスラムを訴える同党への支持の高まりについて、その奥底には欧州第一主義、白人優越主義といった無意識の思いが…”。評:水島治郎。
  • 書評『働いて愛して生きるために女たちは闘わなければならない』ケイト・ムーア著 - 日本経済新聞

    ラジウム・ガールズ――威厳と勇気を持ってみずからの権利のためにたちあがった実在する女たち――についての決定的なこのが、日語で読める日を、私はずっと待っていた。これは20世紀初頭からはじまる、アメリカ、ニュージャージー州ニューアーク、オレンジ、イリノイ州オタワをはじめ、時計の文字盤に蛍光塗料ラジウムを塗る工場で働いた女たちの物語である。最先端の物質を扱う華やかな仕事場、はじめての高い給料を

    書評『働いて愛して生きるために女たちは闘わなければならない』ケイト・ムーア著 - 日本経済新聞
    hharunaga
    hharunaga 2025/05/31
    「女たちの生は、いまなお輝いているし、それはラジウムの半減期には及ばずとも、死を超えて輝きつづけることになるだろう」。評:小林エリカ。堀之内出版。
  • 書評『立ち読みの歴史』小林昌樹著 - 日本経済新聞

    『調べる技術』でヒットを飛ばした著者が図書館員時代に蓄積した知識をフル稼働させた意外に奥深い読書形態史。著者は、昭和の洋行経験者に海外には立ち読みなしという証言が多いのに目をとめて、「どういう前提をおけば立ち読みが『ない』と言えるのか」と考え、日における立ち読みの発生の時点と環境を突きつめようとする。「立ち読み史研究上、最重要な」証言は宮武外骨が大正7年(1918年)に残したエッセーで、「

    書評『立ち読みの歴史』小林昌樹著 - 日本経済新聞
    hharunaga
    hharunaga 2025/05/31
    “宮武外骨が大正7年に残したエッセーで、「明治三十年頃までは、雑誌販売店で立読みして居ると店の者が『アナタ其雑誌をお買ひになるのですか』と詰責したものであつたが、近年は東京では其立読を咎めない事にした
  • 【エスコンに連れてって】金川紗耶さん、小川彩さん、長嶋凛桜さん 念願のファーストピッチ【ガオーマッチョドラゴン】

    hharunaga
    hharunaga 2025/05/31
    乃木坂46の3人による始球式。綺麗なフォームからの投球は、まさにミラクル!w きつねダンスはこちら→ https://www.youtube.com/watch?v=N3kgjxoQFIA
  • ニーチェの名言・格言集。本質を見抜く言葉 | 癒しツアー

    1844年10月15日、プロイセン王国領プロヴィンツ・ザクセンに生まれる。 父はルター派の牧師で裕福な家庭環境に育つ。5歳のときに父が早世したが、音楽と国語の才能を認められて名門校に特待生として入学。 卒業後はボン大学へ進学して神学と古典文献学を学び始めるが、直ぐに信仰を放棄して神学の勉強も止めることになる。 1869年、ニーチェは博士号も教員資格も取得していなかったが、その類まれな優秀さによって、24歳でスイスのバーゼル大学から古典文献学の教授として招聘される。その際にプロイセン国籍を放棄して終生無国籍者として生きることとなる。 ニーチェはギリシア哲学やショーペンハウアーなどから強く影響を受け、鋭い批評眼で西洋文明を革新的に解釈した。実存主義の先駆者、または生の哲学の哲学者とされる。 Wikipedia(日語) / Wikipedia英語) ニーチェの名言・格言は全5ページです。 1

    hharunaga
    hharunaga 2025/05/30
    ニーチェの名言に「過去が現在に影響を与えるように、未来も現在に影響を与える」というのがあることになっているが、これは『人間的、あまりに人間的』序文の「今日を規制するのは将来」あたりの意訳・超訳?のよう
  • 映画『逃げ去る愛』の感想・レビュー[187件] | Filmarks

    誰かの思う"愛"って、必ずしも男女って事でもないんだとは思う。。。 でも、何で演劇っぽいの?? ひたすらに愛を言葉にした言葉の掛け合いなんだけど、うぅ~ん。。。だから??何?? って感じでした… >>続きを読む

    映画『逃げ去る愛』の感想・レビュー[187件] | Filmarks
    hharunaga
    hharunaga 2025/05/29
    7分の短篇で「芝居がかった」奇妙な作品。監督の万田邦敏は脚本を書いてから動きを演出したんだろうが、むしろこのアクションのために台詞が書かれたかのような倒錯した感じもする。ジャック・リヴェットも意識?
  • 葉酸の多いお菓子|葉酸が豊富で女性に嬉しいお菓子・スイーツの通販おすすめランキング|ベストオイシー

    hharunaga
    hharunaga 2025/05/29
    血液検査でMCVが高い場合はビタミンB12や葉酸の不足の可能性があるようだが、サプリで摂るのも味気ないから、ここにある「葉酸こざかなアーモンド」や「きょうの鉄分葉酸ヨーグルト」などがいいかもしれない。
  • 中共脱出 - 映画情報・レビュー・評価・あらすじ・動画配信 | Filmarks映画

    針路 中共治下の台湾海峡を舞台とした活劇篇 脱獄から 中国の問題 カッコよく描く 船がいろいろ ロマンス 最後はスゴいことに

    中共脱出 - 映画情報・レビュー・評価・あらすじ・動画配信 | Filmarks映画
    hharunaga
    hharunaga 2025/05/28
    邦題で分かるとおり反共プロパガンダ作品で中国人を小馬鹿にしてる部分もあるが、サイレント映画時代から監督をしているウィリアム・A・ウェルマンらしい場面がいろいろあり感動。ローレン・バコールのコミカルな演
  • 牝猫たちの夜 | 映画 | 日活

    【解説】(公開当時のプレス資料より) 独身サラリーマン・学生、倦怠期の亭主どもなど、鼻下長族のオアシス、トルコ風呂。その中で働く牝たち、彼女らの生きがいはなにか、男に貢ぎ裸にされる女、お金に振りまわされ体を売る女、男の愛をつかむ女、捨てられる女、しかし彼女らは屈託なく笑顔をふりまき、今日も明日も石けんの泡にまみれ強く生きて行く、そんな彼女らの生態を描く話題の日活ロマン・ポルノ。 監督には新鋭田中登があたり、女優陣は新人、桂知子を主演に起用、原英美、牧恵子が脇をがっちりとかためている。

    牝猫たちの夜 | 映画 | 日活
    hharunaga
    hharunaga 2025/05/27
    1971年にロマン・ポルノが始まって約半年後、田中登監督。「男に自信のない奴は ボインとヒップとこの指で ふるえの来るまで総括しちゃえ!」とあるが、これが当時の「惹句」? 「ポルノ」とはかけ離れていて呆然。
  • 【新刊】目的のない手段/G・アガンベン

    目的のない手段 政治についての覚え書き G・アガンベン 高桑和巳 訳 装幀:近藤みどり 2024年10月12日発売 四六判 上製カバー装 200頁 定価:体2,600円+税 ISBN 978-4-7531-0390-4 【『人権の彼方に 政治哲学ノート』新訳改訂版】 「剝き出しの生」「例外状態」「難民」「収容所」「身振り」「開かれ」「言語運用」……。 20世紀後半、冷戦体制の崩壊と資主義のグローバル規模の拡大のなかで紡がれたアガンベンの現代批評は、21世紀の現代においても、今なお、有効な分析に満ち溢れている。 書で言及された多くの概念は、主著『ホモ・サケル』やそのほかの「ホモ・サケル」シリーズにおいて展開された。 その意味では、書は「ホモ・サケル」シリーズの最良の副読と言えるだろう。 目次 序 1 〈生の形式〉 人権の彼方に 人民とは何か? 収容所とは何か? 2 身振りについての

    【新刊】目的のない手段/G・アガンベン
    hharunaga
    hharunaga 2025/05/27
    近代の西欧諸語で「人民」は政治的主体も指すし、貧民や排除されている者をも指すとあるが、ちなみに漢字の「民」も白川静によると、視力を失った人のことで神への奉仕者を意味したが、後に「たみ、ひと」の意味にな
  • Kyoto University Research Information Repository: ヘーゲルと近代散文文芸 : 美学講義のコンテクスト

    hharunaga
    hharunaga 2025/05/26
    「ゲーテとともに、あるいはゲーテに導かれるかたちで、へーゲルは新しい時代の文芸に親しみ、(ディドロの)『ラモーの甥』といった、当時からすれば悪魔的文芸のもつ力にいち早く注目し、それを自らの思想に組み入
  • 乃木坂46筒井あやめ、黒ランジェリー姿で大人な表情 写真集先行カット解禁【感情の隙間】 - モデルプレス

    筒井あやめ、黒ランジェリー姿披露今回解禁されたのは、バルセロナのホテルの部屋での黒のランジェリーショット。窓から射す夕陽を浴びながら、何かを考えているような表情の大人っぽい筒井。今回の写真集には、子供っぽい表情から大人っぽい表情までさまざまな表情の筒井が収められているが、なかでも最も大人っぽい表情の1枚となっている。

    乃木坂46筒井あやめ、黒ランジェリー姿で大人な表情 写真集先行カット解禁【感情の隙間】 - モデルプレス
    hharunaga
    hharunaga 2025/05/25
    この写真は卒業した先輩・与田祐希の写真集『無口な時間』のカットに少し似ているから、オマージュということか。2人で歌った曲もあり、仲も良かったようだし。
  • <書評>『京都の歩き方 歴史小説家50の視点』澤田瞳子 著:東京新聞デジタル

    京都は、年間5千万人が訪れる大観光都市である。それゆえに、京都に対して何らかのイメージを持っている人は多いだろう。舞妓(まいこ)さん、金閣寺、京料理、あるいは「イケズ」。だがそんな定型の「京都らしさ」は、観光客から見た「観光都市」としての姿である。住民から見た「地方都市」としての京都には、また別の顔がある──。 京都で育ち、今も京都で暮らす著者は、書の中でそう語る。といっても、決して上から教え諭すような口調ではない。あくまでも目線は低く、口調は柔らか。かつ、歴史を専門とする直木賞作家ならではの、高い解像度と親しみやすいエピソードで、「ほら、こんなところにもこんな歴史や物語が」とそっと共有するように、京都の町にしみこんだ歴史文化の断片の数々を、様々(さまざま)に紹介してくれるのである。 例えば京都は、人口当たりの大学数が日一で、各地から若者が多く集まることで知られるが、その歴史を遡(さ

    <書評>『京都の歩き方 歴史小説家50の視点』澤田瞳子 著:東京新聞デジタル
    hharunaga
    hharunaga 2025/05/25
    「例えば京都は、人口当たりの大学数が日本一で、各地から若者が多く集まることで知られるが、その歴史を遡ると、江戸時代、本居宣長もそんな一人であったという。その日記には、大晦日、四条室町が賑わう様子が美し
  • <書評>『平家物語の合戦 戦争はどう文学になるのか』佐伯真一 著:東京新聞デジタル

    『平家物語』は、日の古典文学の中でも際だって多くの派生作品を生み、親しまれてきた作品であるが、その内容が大小さまざまな合戦をどの程度正確に反映しているかについては、実はあまり知られていない。書は『平家物語』に描かれた合戦描写を丁寧に検証し、史実との距離を見定めた労作である。そこから見えてくるのは、さまざまな要素が入り交じった表現のあり方だ。 例えば、以仁(もちひと)王の乱を描く巻四「橋合戦」では、23の矢を悉(ことごと)く命中させる浄妙房明秀や、橋桁の上で長刀(なぎなた)を持ったまま、その浄妙房を跳び越える一来(いちらい)法師など、およそ実話とも思えない「ホラ話」が描かれる。その一方で、頼朝の挙兵に続く小坪坂合戦の表現には、地理的にも史実にかなり忠実な描写が見えるという。(ただし、この箇所を載せるのは、『平家物語』の一部のテキストに限られる)

    <書評>『平家物語の合戦 戦争はどう文学になるのか』佐伯真一 著:東京新聞デジタル
    hharunaga
    hharunaga 2025/05/25
    「記録に近い表現と創作に近い表現が複雑に入り交じっており〔…〕。貴族と武士の視点が入り交じっているともいえよう。その意味で『平家物語』は、古代と中世の過渡的な文学作品である」。評:佐谷眞木人。
  • <書評>『緑地と文化 社会的共通資本としての杜(もり)』石川幹子 著:東京新聞デジタル

    東京の明治神宮外苑では、大きな反対の声を押し切って再開発事業が進められている。書は、広く歴史的・社会的な観点から公園緑地問題の質に迫り、この再開発の不当さと危険性を指摘する。 著者は、経済学者・宇沢弘文が提唱した「社会的共通資」という考え方に基づき、そのひとつである緑地(グリーンインフラ)は、自然環境と共存し、地域の歴史文化を踏まえ、あらゆる人々の暮らしと命の尊厳を守るために人間が作りあげてきた「社会の冨」だと言う。 伝統的な文化を踏まえながら、先人たちが丹念に作りあげてきた国内外の緑地、公園が数多く紹介されている。伊勢神宮の森林を1300年前の状態に戻そうという「神宮森林経営計画」や、市民が主役となって造られた岐阜県各務原市の「水と緑の回廊」などが高く評価されている。

    <書評>『緑地と文化 社会的共通資本としての杜(もり)』石川幹子 著:東京新聞デジタル
    hharunaga
    hharunaga 2025/05/25
    「私たちは、社会の共有財産を壊し、企業の利益を最優先する社会を望んでいるか? 公園緑地問題は、目指すべき未来、その社会像の選択につながっている」。評:松村洋。岩波新書。
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