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言語に関するhharunagaのブックマーク (155)

  • 話し伝える仕組み、声のプロ題材に解き明かす - 日本経済新聞

    声や話し方で印象が変わるのはなぜなのか。人間が言葉を発するプロセスを解説し、俳優や歌手をはじめとするプロフェッショナルの声を題材に「伝える・伝わる」の謎に迫った。ポケモンが進化するにつれ、名前の濁音が増える傾向を分析した「ポケモン言語学」など親しみやすいテーマで言語学の普及に力をいれてきた。「自分の周りにいる方のすべてが研究対象。相手が何を考え、この音を発しているのか、常に考えている」。書で

    話し伝える仕組み、声のプロ題材に解き明かす - 日本経済新聞
    hharunaga
    hharunaga 2025/05/17
    “日本人女性は他の言語話者の女性と比べて高い声で話す傾向がある…。「女性は声高くあるべしという考えが、社会的呪縛になっている可能性がある。それに気づくだけでも気が楽になるかもしれない」”
  • 「弘法にも筆の誤り」ということわざが広く知られていますが、ここでいう弘法が、何という字を間違ったのか... | レファレンス協同データベース

    応天門の「応」の字を間違ったようです。 今昔物語集 (巻十一の九話)に、勅命によって諸門の額を書くことになった弘法大師が、額を応天門に打ち付けてから見たところ、初めの字「応」の点が無く、筆を投げて点を打ったという逸話があり、この話からことわざが生まれたようです。 1.自館所蔵のことわざ辞典で、「弘法にも筆の誤り」を調べたところ、弘法大師が勅命により諸門の額を書くことになったが、応天門の額を打ち付けてから見たところ、初めの字の点が無く、驚いて筆を投げ点を打ったという話が今昔物語集 巻十一の第九話にあり、このような話からこのたとえが生まれたとの記述がありました。 『世界の故事・名言・ことわざ・総解説』自由国民社 P123 2.自館所蔵の語源辞典でも調べてみたところ、嵯峨天皇の命令で応天門の額の字を書いたが、「應(応)」の字の「心」の点を一つ落としてしまい、そこからこの句が使われるようになったと

    「弘法にも筆の誤り」ということわざが広く知られていますが、ここでいう弘法が、何という字を間違ったのか... | レファレンス協同データベース
    hharunaga
    hharunaga 2025/04/28
    引用されている『今昔物語集』の「亦、応天門ノ額打付テ後、是ヲ見ルニ、初…」の続きは、「驚て筆を抛て点を付つ。諸の人、是を見て、手を打て是を感ず。」とのこと。 https://yatanavi.org/text/k_konjaku/k_konjaku11-9 なるほど。
  • 書評『誤解を招いたとしたら申し訳ない』藤川直也著 - 日本経済新聞

    ドナルド・トランプが再びアメリカ大統領になった。誤情報を含む発言や差別的な発言を平然と繰り返すことで知られるこの人物を前に、言葉の政治が持つ重要性は高まっている。ことはアメリカに留(とど)まらない。SNS等での誤情報の拡散も、政治家や著名人による差別的な発言も、日でも近年よく話題になる事柄だ。「誤解を招いたら申し訳ない」というかたちばかりの謝罪もすっかりお馴染(なじ)みである。だが、こうした例

    書評『誤解を招いたとしたら申し訳ない』藤川直也著 - 日本経済新聞
    hharunaga
    hharunaga 2025/03/29
    “差別的発言はすべきではないという…社会で、それでも差別に加担する人々の機嫌を取るにはどうしたらいいのか? 答えは、「差別的なことをはっきりとは言わず、否認可能性を担保しつつ、言葉の裏でのみ伝える」だ
  • <著者は語る>はぐらかしの背景に分断 『誤解を招いたとしたら申し訳ない 政治の言葉/言葉の政治』 言語哲学者・藤川直也さん(45):東京新聞デジタル

    「私の真意とは異なり誤解を招いたことは大変残念」「広く募ってはいたが募集はしていない」。政治家が口にする、言い訳になっていない言葉の数々。なぜ言い訳が通用するときとそうでないときがあるのか、なぜ別の意味にも受け取れる会話が成立するのか-。新著で言葉の質を考察した背景には、政治と社会への危機感がある。

    <著者は語る>はぐらかしの背景に分断 『誤解を招いたとしたら申し訳ない 政治の言葉/言葉の政治』 言語哲学者・藤川直也さん(45):東京新聞デジタル
    hharunaga
    hharunaga 2025/03/09
    「言葉の軽視が進んだ先にあるのは、本当に誤解だったときにそれを説明しても聞いてもらえない、言語コミュニケーションが成立しない社会だ。」
  • 「はやい」という言葉は「速い」「早い」と意味に応じて漢字の書き分けができるが、「おそい」はslowと... | レファレンス協同データベース

    「はやい」という言葉は「速い」「早い」と意味に応じて漢字の書き分けができるが、「おそい」はslowとlateの違いを漢字で書き分けができないのはなぜか知りたい。 下記の資料を紹介した。 『文字表記と日教育』(武部良明著 凡人社 1991) p402-427「3. 漢字制限と書き換え・言い換え」 p414「(前略)このような異字同訓の制限が、後になって、行き過ぎだと考えられるに至った。そこで、当用漢字音訓表の改定に当たっては、「漢字の使い分けのできるもの」や「漢字で書く習慣の強いもの」が、積極的に取り上げられた。(中略)ただし、その場合も、「抱・いだく」「遅・おそい」が採用されながら、「懐・いだく」「晩・おそい」は採用されなかった。それは、「懐く→抱く」「晩い→遅い」でよい、と考えられたからである。」とあり。 『言葉に関する問答集 8』(文化庁 1982) p55-87「第二部 適切な表

    「はやい」という言葉は「速い」「早い」と意味に応じて漢字の書き分けができるが、「おそい」はslowと... | レファレンス協同データベース
    hharunaga
    hharunaga 2025/02/28
    「晩い」(おそい)という表記があったが当用漢字には採用されなかったらしい。古典を読まないといけませんね…
  • <記者の1冊>『象は鼻が長い 日本文法入門』三上章 著 日本語に主語はない!?:東京新聞デジタル

    言語学者・金田一秀穂(ひでほ)さんの日語講座を受講している。一度は日語を基礎から学びたいと思ったからだが、講義の中で面白い書籍を薦められた。それが書である。 日語における主語とは何かを問いかけている。例えば、表題の「象は鼻が長い」。この文の主語は「象」なのか、それとも「鼻」なのか。自信を持って即答できる人はあまりいないだろう。

    <記者の1冊>『象は鼻が長い 日本文法入門』三上章 著 日本語に主語はない!?:東京新聞デジタル
    hharunaga
    hharunaga 2025/01/12
    “表題の「象は鼻が長い」。この文の主語は「象」なのか、それとも「鼻」なのか。…三上は大胆にも日本語には主語は存在しない、あるのは主題だとして、「主語廃止(否定)論」を展開”
  • DeepL翻訳やGoogle翻訳を超える精度の無料翻訳サービス「Kagi Translate」が登場

    新たな翻訳サービス「Kagi Translate」が登場しました。無料で使えてページ全体の翻訳も可能なうえ、DeepL翻訳やGoogle翻訳など既存の翻訳サービスを超える精度で翻訳できるとのことなので、実際に使って試してみました。 Kagi Translate https://translate.kagi.com/ Kagi Translate - We speak your language | Kagi Blog https://blog.kagi.com/kagi-translate まずはKagi Translateの公式ブログでページ全体の翻訳を試してみます。ページ全体を翻訳するにはURLを編集すれば良いとのこと。 「https://」の後ろに「translate.kagi.com/」を挿入し、Enterキーを押せばOK。 「人間であることを確認します」をクリックします。 ページ

    DeepL翻訳やGoogle翻訳を超える精度の無料翻訳サービス「Kagi Translate」が登場
    hharunaga
    hharunaga 2024/11/09
    翻訳ページの最下部にbookmarkletのリンク"Kagi Translate"があったので、これをブラウザに登録すれば、URLを編集せずに、ページ全体の翻訳ができる。
  • あるあるネタに釣り見出し 言葉を面白く、真面目に分析 - 日本経済新聞

    前作はプロレスやお笑いなど身近で見聞きする言葉をユーモアたっぷりに論じ、版を重ねた。もとはPR誌「UP」に連載するエッセーだ。「少人数に向けて好き放題書いていた。まさかこんなに多くの方に読んでいただけるとは」。続編も"川添節"で笑わせる。お笑い芸人レイザーラモンRGさんの「あるあるネタ」はなぜ面白いのか。自ら同じお題に答え、考えた。「RGさんの言葉は無駄がなく濃い。体験していないことでも目の前

    あるあるネタに釣り見出し 言葉を面白く、真面目に分析 - 日本経済新聞
    hharunaga
    hharunaga 2024/09/28
    “よく言われる「日本語は曖昧だ」という俗説には疑問を投げかける。「…言葉のせいじゃなく、言葉を使う人が曖昧にしたがっているのではないか」”
  • イスカンダル - Wikipedia

    イスカンダル(アラビア語: إسكندر, ラテン文字転写:Iskandar, IPA:/ʔis.kan.dar/)[1]は、男性名アレクサンドロスのアラビア語ならびにアラビア語に由来する複数地域での呼称である。 イスラーム圏を中心にアラビア語由来の男性名としても用いられており、ペルシア語ではエスキャンダル(ペルシア語: اسکندر, 中世での発音:Iskandar(イスカンダル)、現代での発音:Eskandar(エスキャンダル、IPA:[ʔes.kʰʲæn̪.d̪ǽɹ]))[2][3]、トルコ語ではイスカンダル(トルコ語:İskender, Iskender, 日語での慣用カタカナ表記:イスケンデル)[4][5]などと発音されている。 アラビア語では、 ギリシア語人名 Αλέξανδρος (アレクサンドロス) 由来の外来人名として ألكسندر(Alaksandar, アラクサン

    イスカンダル - Wikipedia
    hharunaga
    hharunaga 2024/06/11
    「イスカンダル」って、大王で有名なアレキサンダー(アレクサンドロス)のアラビア語名・ペルシア語名だったのね。『宇宙戦艦ヤマト』の惑星も、これから名付けられたそうだ。知らなかった…。
  • 英語の学び やさしい単語をタネに、背景にある文化理解 現代英語基礎語辞典 杉田敏さん(あとがきのあと) - 日本経済新聞

    「Hello, everybody. 杉田敏です」おなじみの挨拶で始まるNHKラジオ講座「やさしいビジネス英語」などの講師を長年務めた。今も現代英語の学習書、英語文化の概説書を次々と手掛ける。最新刊は4文字までの短い基礎語が持つ深い意味の世界を探る趣向。「辞典」と銘打つが「読み物として楽しめるように工夫した」。確かに見出し語は簡単。でも、続く語句説明は学校の授業で習わないような内容が盛りだく

    英語の学び やさしい単語をタネに、背景にある文化理解 現代英語基礎語辞典 杉田敏さん(あとがきのあと) - 日本経済新聞
    hharunaga
    hharunaga 2024/05/25
    “4文字までの短い基礎語が持つ深い意味の世界を探る趣向。…「pen」には囲いの意味もあり、…野球用語の「bullpen(ブルペン)」も、筆記用具ではなく囲いの語源を知っていれば理解しやすい”
  • 大山はなぜ「だいせん」? | NHK

    鳥取県が誇る中国地方最高峰、大山。この山の読み方、もちろん「だいせん」ですよね。でも全国的には、同じ漢字でも「おおやま」と読まれる名前が多いそう。 「なぜ鳥取ではだいせんと読むのか」。調べてみると、大山の奥深い歴史が見えてきました。 (鳥取放送局 保田一成アナウンサー、鶴颯人カメラマン) 「なぜだいせん?」  大山町で聞いてみると…… 鳥取県大山町、大山の登山口にやってきました。 「なぜ大山と読むのか」疑問をさっそく登山客たちにリサーチ。 登山客にインタビューする保田アナ(右端) 「昔から”だいせん”と読み続けているので、何の違和感もないです」(岡山県 男性) 「千年万年の千年の”せん”かな」(兵庫県 女性) 「仙人の”せん”とか。このあたりは大山寺もあるし」(広島県 男性) 旅館を経営する男性 地元で旅館を営む男性にも話を聞きました。すると、こんな答えが。

    大山はなぜ「だいせん」? | NHK
    hharunaga
    hharunaga 2024/03/05
    漢字の呉音というのは聞いたことがある気がするが、それよりも、本題とはずれるが山の数の数え方(助数詞)が「座」であるというのは、知らなかった…(汗)
  • 「ローマ」と「ロマンス」つながりは? ラテン語道案内 世界はラテン語でできている ラテン語さん(あとがきのあと) - 日本経済新聞

    「ローマ」と「ロマンス」にはどんなつながりがあるのか。パッションフルーツの「パッション」は何を指すか。身近な言葉に材を取り、語源となっているラテン語の世界を案内する。ラテン語の土壌はとても豊かだ。「誰もが興味を引き立てられる話題を提供し、その中で思い込みを覆したり新たな発見ができたりするにしたかった」古今問わず幅広く語学を勉強してきた。動機は大好きなディズニーの世界だ。「やっぱりアメリカのも

    「ローマ」と「ロマンス」つながりは? ラテン語道案内 世界はラテン語でできている ラテン語さん(あとがきのあと) - 日本経済新聞
    hharunaga
    hharunaga 2024/03/02
    “訳したい作品がある。「オウィディウスという詩人が書いた『イービス』という詩は恨みつらみがてんこ盛りでなぜか引かれる。邦訳はまだ”。『世界はラテン語でできている』 ラテン語さん。SB新書。
  • <書評>『世にもあいまいなことばの秘密』川添愛 著:東京新聞デジタル

    「大人気」という漢字を見れば「だいにんき」と読みそうだが「おとなげ」とも読める。「夢のジェンヌへ研さん 宝塚音楽学校、一一一期生入学」という見出しをみると、研ナオコさんが宝塚に入ったの⁉とビックリする。なんだ、「研鑽(けんさん)」のことか。 こうしたもの以外にも、「先生が変わった」といえば、「A先生からB先生にかわった」と、「暗かったA先生が明るくなった」の、両方の受け取り方ができる。こうした例が山ほどある。ネットで「東野圭吾さんのおすすめ小説」というタイトルを読むと、「東野圭吾さんご人が選んだおすすめ小説」という意味と、「東野圭吾さんの小説の中から、当サイトが選んだオススメ小説」という意味にとれる。「お医者さんの奥さん」というと、「医者である夫の配偶者」という意味と「医者をしている配偶者」との意味がある。

    <書評>『世にもあいまいなことばの秘密』川添愛 著:東京新聞デジタル
    hharunaga
    hharunaga 2024/02/18
    “大江健三郎のノーベル賞受賞スピーチ「あいまいな日本の私」は、「あいまい」が「日本」にも「私」にもかかる日本語の表現性を逆手にとったタイトルだが、本書のタイトルも同様だ”。評:サンキュータツオ。
  • 世界中で言葉のかけらを 山本冴里著 旅先で言語が開く扉の価値 - 日本経済新聞

    語の先生として20年以上国内外で教えてきた著者が、言語と関わる人生の旅について、さまざまなエピソードを綴(つづ)る。随想、旅行記、論考、対話、ときには私小説、散文詩のようにもなる。日語を新たに学ぶ人たちは、教科書的には間違っているかもしれないけれど、だからこそ異国での思いや、育った土地の感覚が伝わる言葉で、教える側を驚かせてくれる。書類整理の手間をねぎらう著者に、「だって先生、このページ

    世界中で言葉のかけらを 山本冴里著 旅先で言語が開く扉の価値 - 日本経済新聞
    hharunaga
    hharunaga 2023/12/09
    “言葉の現場は不思議。偶然の出会いが旅を横切っていく。「旅の価値はその不安にある」というカミュの言葉を引用し、語学学習もそうだ、と著者はいう。人生もそうだ、とわたしは思う”。評:中村和恵。筑摩書房。
  • 『日本とは何か――日本語の始源の姿を追った国学者たち』(みすず書房) - 著者:今野真二 - 橋爪 大三郎による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

    語の始原の姿を突き止めることで「日の始め」を明らかにしようとした、4人の国学者たち。契沖(1640-1701)がたどりついたのは「漢字」だった。仮名発生以前、中国語をあらわす文字であ… 日語の始原の姿を突き止めることで「日の始め」を明らかにしようとした、4人の国学者たち。 契沖(1640-1701)がたどりついたのは「漢字」だった。仮名発生以前、中国語をあらわす文字である漢字によって、日語はどのように文字化されていたのか。 賀茂真淵(1697-1769)は「音」に言語の根幹を見いだす。「語を意味を有する各音に分解する」という真淵の方法は、音節、五十連の音の気づきをもたらした。 言語化されたことばを精緻に読み解くことで上代の人間のこころを知ろうとした居宣長(1730-1801)。その先に結実した係り結びの研究、漢字の字音研究は、今日までその価値を失っていない。 「異端の国学者」

    『日本とは何か――日本語の始源の姿を追った国学者たち』(みすず書房) - 著者:今野真二 - 橋爪 大三郎による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
    hharunaga
    hharunaga 2023/11/16
    「契沖…は真言宗の僧…。…仮名ができる前の万葉集は暗号同然の漢字列。…まるでクロスワードパズルである。…サンスクリット語からヒントをえた独創的な業績だ」
  • 日本語はしたたかで奥が深い 河路由佳著 - 日本経済新聞

    英語を専門にしていると、この言語をめぐる国内外の政治的駆け引きや思惑が見えてくる。母語話者から「生きた英語」を学べば国際人になれるとの思い込みには呆(あき)れ返るばかりだ。国内の英語狂乱を戒めるためにも外国人の日語学習を見る必要があると考え、以前紙上で英語教育関連図書を紹介した際(「今を読み解く」2015年3月22日)、鳥飼玖美子氏や行方昭夫氏の著作とともに、『ドナルド・キーン わたしの日

    日本語はしたたかで奥が深い 河路由佳著 - 日本経済新聞
    hharunaga
    hharunaga 2023/09/09
    “重要なのは、本書が単なる「日本語達人列伝」ではないということである。ここでは、外国人の日本語学習という主題を通して深淵なる言語哲学が披露され、多くの問題が提起される”。評:斎藤兆史。研究社。
  • 「なぜ、おかしの名前はパピプペポが多いのか?」書評 子供たちの質問に言語学者が向き合うと|好書好日

    なぜ、おかしの名前はパピプペポが多いのか? 言語学者、小学生の質問に気で答える 著者:川原 繁人 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン ジャンル:哲学・思想・宗教・心理 「なぜ、おかしの名前はパピプペポが多いのか?」 [著]川原繁人 音声学や言語学は「人間のことをより深く知ろう」という学問であると説く著者が、小学校で行った特別授業を土台に「ことば」の不思議とその楽しさを綴(つづ)る。 タイトルの謎に言及される章では、濁点(゛)がつく文字は多いのに、半濁点(゜)がつくのは、なぜ「ぱぴぷぺぽ」だけなのか、という評者は考えたことさえなかった疑問に始まり、日を「にほん」「にっぽん」とは呼ぶけれど、「にっほん」と呼ばないのはなんでだろう、と考えを促す。 ポケモンの「ピィ」と「グラードン」では、なぜグラードンのほうが強そうなのか。原始人はどうやってしゃべっていたの? どうして授業をしてくれる人

    「なぜ、おかしの名前はパピプペポが多いのか?」書評 子供たちの質問に言語学者が向き合うと|好書好日
    hharunaga
    hharunaga 2023/09/02
    「子供たちの質問に、わからないことは誤魔化(ごまか)さず、わからない理由を説明し、対話によって広がっていく展開が興味深い」。評:藤田香織。著:川原繁人。
  • <書評>『女ことばってなんなのかしら? 「性別の美学」の日本語』平野卿子 著:東京新聞デジタル

    ミュージシャンが来日公演を行うとして、その宣伝コメントの邦訳は、年配の男性なら「楽しみにしています」、若い男性なら「楽しみだぜ」、女性はもれなく「楽しみにしているわ」になりやすい。この語尾を決めているのは誰か。慣習なのか、伝統なのか。 女性が「僕」を使えば、それを一風変わった特徴として捉える。一方で、男性が女性の所作を茶化(ちゃか)すように真似(まね)る時には「アタシ」が使われやすい。「女ことば」から「日ごろ何げなく使っていることばをジェンダー格差の視点から見つめなおそう」とする書は、「女ことば」は「為政者の都合によって推奨され、広まったもの」にすぎない、と早々に明らかにする。では、なぜこうして残っているのか。

    <書評>『女ことばってなんなのかしら? 「性別の美学」の日本語』平野卿子 著:東京新聞デジタル
    hharunaga
    hharunaga 2023/08/20
    “男性優位社会と日本語の曖昧さが巧妙に掛け合わさり、「日本語にしみ込んでいる根深い性差別」が温存される。なぜだ、と何度も問いかける”。評:武田砂鉄。河出新書。
  • 【鼎談】円城塔✕千葉雅也✕山本貴光|GPTと人間の欲望の形|文學界

    ChatGPTなどLLM(大規模言語モデル)は われわれの思考をどのように変えうるか。 かねてよりその可能性についてそれぞれの仕方で思索を深めてきた三氏が 記号接地問題から精神分析、文学までを縦横に語る。 ◆プロフィール円城塔(えんじょう・とう) 1972年生まれ。作家。著書『Self-Reference ENGINE』『道化師の蝶』『エピローグ』『プロローグ』『文字渦』『ゴジラS・P〈シンギュラポイント〉』等。 千葉雅也(ちば・まさや) 1978年生まれ。作家・立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。著書『動きすぎてはいけない――ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学』『現代思想入門』『エレクトリック』等。 山貴光(やまもと・たかみつ) 1971年生まれ。文筆家・ゲーム作家・東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。著書『文体の科学』『「百学連環」を読む』『記憶のデザイン』等。 ■ジェネレー

    【鼎談】円城塔✕千葉雅也✕山本貴光|GPTと人間の欲望の形|文學界
    hharunaga
    hharunaga 2023/07/26
    「生成AIの在り方はヒューム/ヴィトゲンシュタイン的だなと思うわけです。ヒューム的な連合原理と言いますか。つまり、近いところにあるからくっつく、という身も蓋もない原理ですね」(千葉)
  • 『翻訳教室』(朝日新聞出版) - 著者:柴田 元幸 - 中条 省平による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

    著者:柴田 元幸出版社:朝日新聞出版装丁:文庫(411ページ)発売日:2013-04-05 ISBN-10:4022646640 ISBN-13:978-4022646644 内容紹介: 東大文学部人気講義を載録。9つの英語作品をどう訳すか、著者は単語一つまで学生と討論し、講義を進める。翻訳という知的作業の追体験から出会う、英語と日語の特性や違い、文体の意味、小説の魅力とは。ゲストに村上春樹氏、J・ルービン氏も登場。 学生と考える最良の訳文二〇〇四年から〇五年にかけて、東大文学部で三、四年生を対象にして行われた「翻訳演習」の授業の筆記録である。 課題となる原文は、ヘミングウェイからレイモンド・カーヴァーを経てレベッカ・ブラウンに至る現代アメリカ小説。これに村上春樹とカルヴィーノの英訳を加えた全九編だ。 各原文の長さは教科書のほぼ一ページ程度で、長いものでも二ページ強。計十数ページの原文を

    『翻訳教室』(朝日新聞出版) - 著者:柴田 元幸 - 中条 省平による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
    hharunaga
    hharunaga 2023/07/13
    「ここに現れる翻訳とは、大学受験の英文解釈のように定式化される作業ではなく、ああでもないこうでもないと絶えず頭脳と感性を酷使し、最良の訳文を求める一回一回命がけの日本語との格闘なのだ」
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