「がんと闘う」から、「がんと共に生きる」「がんと共に働く」へ―――。 日本は世界トップの長寿国です。言い換えれば、人口の高齢化が進んでいます。そこで、よりクローズアップされる病、それが「がん」です。国民の2人に1人は一生のうちに1回はがんになると言われています。がんには未だ「不治の病」というイメージがつきまとっています。罹ってしまったら、もはや闘病だけの人生に……。そう思われている方がまだまだ多いと感じます。 けれども時代は変わりました。がんは、不治の病とは限りません。治療をしながら、入院せずに、仕事を、人生を続けていくことがじゅうぶん可能になりつつあります。がん対策基本法に基づき作成された「がん対策推進基本計画」にもその考え方が盛り込まれています。 どうすれば、がんと共に生き、がんと共に働くことができるのでしょうか? がんに罹るとご本人も、周囲も、みんなが動揺します。 だからこそ、