「右サイドあいてる」「マークついて!」――。声をかけあうのは液晶モニターの前でコントローラーを握る「選手」たち。サッカーのゴールを決め、歓喜する姿はピッチ上さながら。好プレーにはスタジアムのような熱い歓声が響く。 東京・秋葉原に25日、「e-sports SQUARE」がオープンした。格闘ゲームやスポーツゲームなど対戦型のコンピューターゲームのプレーを大画面で映し出し、スポーツバーのように観客が楽しむこともできる。日本では唯一の専用施設だ。 プロゲーマーが職業として認められている海外では「e(エレクトロニック)スポーツ」と呼ばれ、スポーツの一つとして認知されている。昨年のアジア室内競技大会でも採用された。 一方で日本はまだ「発展途上国」。日本を代表する数少ないプロの梅原大吾さんは「元々ゲームのイメージはよくなかった。秋葉原に本格的な施設ができることで、徐々に変わっていくのでは」と喜ぶ。(矢