「我が家のお稲荷様」の作者の人の新シリーズ。 変身ヒーローもの……のちょっと変化球タイプですね。 普通変身ヒーローものだと、直球に熱血型の主人公とストレートな正義対悪の話になるか、もしくはヒーローもののパロディっぽい展開になることがほとんどなんですが、この作品の場合は文体にかなり癖があるためかどこか変なヒーローものになってます。 作品そのものはいたって王道で、宇宙からの飛来者に目をつけられて主人公が変身ヒーローになるとか、幼馴染みの女の子が、本人も知らないけれど実は宇宙の鍵を握るような巫女的存在だったり普通の展開です。 そのはずなのに、文体のテンポが独特で、ギャグもどこかすっとぼけたような妙な仕上がりになってます。ストレートな萌えや燃えを追求する人よりも、ずれた作品を愛する人の方が気に入るかな? 作品一覧